2023年12月19日 17:43更新
中条の特徴は「3色」です!
1月に開かれる節季市を前に冬の縁起物、チンコロの作り方を学ぶ講習会が中条公民館で開かれました。
講習会は地域の伝統文化を広く伝えていこうと、中条ちんころ伝承会が開いたもので、子どもからお年寄りまで地元の21人が参加しました。チンコロは練った上新粉を子犬や干支の姿にかたどって蒸したもので、福を招いたり厄を除ける縁起物とされています。
十日町では江戸時代から1月に開かれる節季市で販売され、チンコロ作りは農家の冬の手仕事として伝えられてきました。その中でも中条地域に伝わるチンコロは、色付けに赤、黄、緑の食紅、3色のみを使うのが特徴です。
赤色は健康、黄色は財力、緑色は人徳を示していて、これらが豊かになるよう願いが込められています。講習会では予め伝承会が材料を団子状にして用意し、参加者はそれをハサミを使って、丁寧に形を整えていきました。
親子で参加
「娘との時間を作りたくて参加した。子どもが上手になるところが楽しい。今後も、毎年講習会があれば参加したい」
中条ちんころ伝承会 春川祐二さん
「中条のチンコロは古き良き物として残っている。そういう物を残していきたい。チンコロづくりはいろいろな世代が参加しているので、どんな世代でも楽しんでもらえている。新しい人に加入してもらいチンコロの伝承を続けてきたい」
節季市のシーズンにあわせ1月には中条をはじめ、吉田、川治、水沢地区などでもチンコロ作りの教室が予定されています。詳しくは、各地区の公民館にお問い合わせください。
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