2024年01月12日 14:45更新
地域に残る小正月行事を繋いでいこうと、社会福祉法人まどか会が運営する中条こども園で12日(金)、園児たちが園庭に「ほうりん洞」を作り、「鳥追いの唄」を歌いました。
鳥追いは田畑を荒らす害鳥を歌と拍子木の音で追い払う、雪国に伝えられる小正月の風習です。
中条地区では「ほうりん洞」と呼ばれるかまくらで一夜を過ごして、鳥追いを行うのが風物詩となっています。中条こども園では園児たちと職員が力を合わせ、3日ほどかけて直径約4mのほうりん洞を園庭に作りました。屋根はビニールシートで覆い、周りを松の木で飾っています。
この日はほうりん洞の周りを拍子木を響かせながら、園児50人が「ほんやら ほんやら ほーいほい!」と鳥追いの唄を歌って練り歩きました。
年長園児
「楽しかった。友だちとみんなで力を合わせて作った。おうちの人に唄を教えてあげたい」
渡邊百合子 園長
「地域のこども園なので地域の文化を伝えていきたい、実際に経験することが大事なので、続けていきたい。経験したことを次の子たちにも伝えてほしい」
「ほうりん洞」行事のあと、園児たちは甘酒を飲んで、冷えた体を温めていました。
♪中条地区の鳥追いの唄♪
「あの鳥はどっかから追ってきた 信濃の国から追ってきた 何持って追ってきた 芝抜いて追ってきた 一番鳥も二番鳥も立ち上がれ ほーいほい ほんやら ほんやら ほーいほい!」
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