2024年01月22日 18:28更新
松之山~ 湯よし 米よし 心よし~
松之山地域の歴史や文化を題材にした「松之山ふる里かるた」の大会が20日(土)、松之山公民館で行われ、地元の親子29人がかるたの腕を競いました。
「松之山ふる里かるた」は松之山の歴史や文化、風習を伝えていこうと、平成15年に当時の町の教育委員会が読み札の内容や絵札のデザインを小中学生から募集して作りました。
松之山を代表する野鳥「アカショウビン」や、伝統行事の「むこ投げ」に「若木迎え」、さらに樹齢約100年のブナの木が生い茂る「美人林」などを題材にした46組の絵札と読み札で構成されています。
大会はかるたの完成以降、新春のイベントとして毎年1月に開かれています。この日は地域から集まった親子29人が参加しました。幼児、小学校低学年、中学年、高学年、一般の部とそれぞれのグループに分かれて対戦が行われ、参加者は読み札に出てくる地域の自慢に注意深く耳を澄ませて、絵札を取りあいました。
参加した子ども
「3回くらい練習してきた。取るところが楽しかった」
「みんながすごい勢いで取っていくのですごく難しかった。アカショウビンの札が好き。かるたを買ってまた練習をして挑戦したい」
「3年ぶりの参加だったがうまく活躍できてよかった。かるたに書かれている知らないことを、楽しく知れるからすごくいいと思う」
参加した移住者
「子どもとかるたの練習をしていた。『松之山 湯よし 米よし 心よし』とか語呂で覚えられて、名称も知れてよかった。子どもたちも、かるたを通じてメディアから離れて白熱して取り札を覚えて、ついでに場所も覚えられて、とてもいい取り組みだと思う」
松之山公民館 深澤達彦さん
「都会へ行っても、このかるたで将来的に帰って来るきっかけになったらいい。かるたを媒介として幼稚園児から大人まで松之山を親しんで自分のものにしてもらいたい」
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