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「越後まつだい春の陣」スポーツツーリズム賞を受賞

2024年01月23日 17:08更新

松代地区に残る古道を復活し、去年6月4日に初めて開かれたトレイルランニングの大会「越後まつだい春の陣」がこのほど、「スポーツ文化ツーリズムアワード2023」のスポーツツーリズム賞を受賞しました。

スポーツ文化ツーリズムとは地域のスポーツイベントと文化芸術資源を結び付けて、新たに生まれる地域ブランドを確立・発信し、外国人旅行者の増加や観光・経済の活性化を目指すことです。アワードはスポーツ庁、文化庁、観光庁の3庁が連携して、スポーツ文化ツーリズムの優れた取り組みやイベントを公募して表彰するものです。その中で「越後まつだい春の陣」が最高賞の一つ、スポーツツーリズム賞を受賞しました。

「越後まつだい春の陣」は松代地区の荒廃した「古道」をコースに整備した地域活性化のトレイルランニングの大会で、去年初めて開かれました。大会にはジュニア・ファミリー向けのレースと、全長25kmで10の集落を巡るメインレースの2種目に全国から集まった274人が出場しました。

今回の受賞のポイントとして、里山の古道という潜在的な観光資源を上手に活用していること。地域を巻き込んだ取り組みで、インバウンド層も取り込めていること。今後、大地の芸術祭と連携させることで、常設のアートをクローズアップする機会として非常に有効であることなどが挙げられています。

22日(月)に大会を企画・運営した地域おこし協力隊の新坂志保里さんが樋口彰 松代支所長と共に十日町市役所を訪れ、受賞した喜びを次のように話しました。

新坂志保里さん
「地域活性化と環境保全をやろうとスポーツ大会を手段とした。こういう活動が3庁のアワードで評価してもらえたことを喜ばしく思う。この大会はアートとトレイルランという新規性とユニーク性が評価のポイント。20年以上続いた大地の芸術祭があったからこそなので地域の魅力が掛け合わせたものが発信できて良かった」

樋口彰 松代支所長
「東京から来た女の子がチェーンソーを持って毎週山に来ていたので、何をするのだろうと思っていたが集落の住民から話を聞きながら、首都圏からボランティアを集めて毎週末集まって道を切り開くことやっていた。25kmつながったときに、本気なんだと思った。昨年は松代中学校も協力した。これからいろんな人たちがこれに関わりながら、今まで我々ができなかったような広がりが生まれてくると思うので大いに期待したい」

スポーツツーリズム賞の表彰式は2月2日(金)に東京都の神田明神ホールで行われます。なお、令和6年度の「まつだい春の陣」は6月2日(日)に開催予定で、ランナーの募集はすでに始まっています。締め切りは5月15日(水)で、25kmカテゴリに350人、2kmカテゴリに150人を募集しています。詳しくは公式ホームページをご覧ください。

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