2024年01月24日 09:27更新
十日町市は1月23日付で2人の職員を懲戒処分したと発表しました。
処分を受けた1人は、教育委員会勤務の40代主査です。市によりますと、この職員は令和4年度に本庁で勤務していたときの契約事務で、決裁を経ない事務処理や指名業者の選定誤り、無断で公印を使用した契約書の作成など、計18件の不適正な事務処理を行っていました。このうちの1件については869万円の支払遅延が発生したということです。また、庁内の備品管理業務で、各種書類を事務机や更衣室ロッカーなどに隠し、計57件の事務処理を怠りました。さらに、これらの事について同僚や上司へ虚偽の報告を行い、問題の発覚を遅らせたということです。この職員は信用失墜行為の禁止違反として停職1か月の処分となりました。あわせて上司に当たる管理監督職員3人は口頭での厳重注意となっています。
もう1人は中里支所勤務の40代主査です。令和5年度の施設管理及び庁用車管理に関する業務で計6件、66万円余りの支払事務を滞らせ、うち1件について1846円の延滞金を発生させました。さらに業務の進捗報告を求めた上司にこの事務の遅れを報告せず、職務遂行に支障をきたす信用失墜行為の禁止違反として戒告の処分となりました。あわせて上司に当たる管理監督職員1人に口頭で厳重注意、2人に口頭注意が行われました。
今回の件に対し、関口市長は「日頃より、職員には適正な事務処理について厳格に指導して参りました。しかし、再三の指導にもかかわらず、このような事件の発生により市民の皆様の信頼を裏切る結果となりましたことは誠に遺憾であり、市民の皆様に深くお詫び申し上げます。今後も引き続き、事件の再発防止に万全を期すとともに、全職員が一丸となって市民の皆様の信頼回復に向けて全力を尽くしてまいります」とコメントしています。
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