十日町タウン情報

  1. 十日町タウン情報
  2. JCVニュース
  3. 「にっぽんの温泉100選」で松之山温泉が87位で初ランクイン

「にっぽんの温泉100選」で松之山温泉が87位で初ランクイン

2024年01月30日 10:34更新

温泉街がトリプル受賞!

観光経済新聞社の主催で、旅行会社の社員など旅のプロが投票で選ぶ「にっぽんの温泉100選」に松之山温泉が、「人気温泉旅館ホテル250選」に「ひなの宿 ちとせ」が初めて選ばれました。

選出の背景には地域活性化に向けて旅館や飲食店、地域住民が共同で設立した「合同会社まんま」の取り組みがあり、こちらは農林水産省が選ぶアワード「ディスカバー農山漁村の宝」に選ばれました。

「にっぽんの温泉100選」は全国の旅行業者からの投票で選ばれるランキングで、1987年から観光経済新聞社が毎年発表しています。その中で日本三大薬湯のひとつと呼ばれる「松之山温泉」が今年度、総合87位になりました。部門別にみると、泉質部門で62位、温泉街の雰囲気は81位、郷土料理やご当地グルメが84位でした。

これまで部門別でのランクインはありましたが、総合でのランクインは今回が初めてです。この背景には地域活性化に向けて、温泉街の7つの旅館と飲食店、地域住民が協力して2008年に設立した「松之山温泉合同会社まんま」の取り組みがあります。

まんまではイベントの開催や、里山のガイドをはじめ、おととしには観光案内所をカフェやバーも楽しめる施設にリニューアルし、幅広い世代の誘客にも力を入れてきました。さらに地元のお米や野菜を使った「棚田鍋」やオリジナルの朝食メニューなどを開発し、温泉街と一帯となった郷土料理のブランディングに力を入れてきました。

山岸裕一 松之山温泉組合長
「小さな温泉地で知名度も無い中で選ばれ、見てもらえる機会をもらえてすごくうれしい。地域の食をみんなで発信しようとしたり、地域全体で楽しい場所にしていこうと変わってきている。カフェやバーができて、今までにはなかった滞在の楽しみが大きくなっているので、さらにいろいろな人に来てもらいたいと思っている」

合同会社まんまの取り組みは、農林水産省が地域活性化に取り組む団体を選定する、今年度の「ディスカバー農山漁村の宝」に選ばれました。25日(木)、松之山ビジターセンターで「まんま」の代表を務める柳一成さんと、松之山温泉組合長の山岸裕一さんに農林水産省の職員から、認定証が手渡されました。

松之山温泉合同会社まんま 柳一成 代表
「地域のものを使い、旬の時期に食べてもらうという当たり前のことができていなかったので、反省の意味も込めて今頑張っている。まさに観光が地域を盛り上げていく、ひとつの歯車にならなくてはいけない。けん引できる強い歯車が『まんま』の役目だと思っている」

このほか、松之山温泉では1964年創業の「ひなの宿 ちとせ」が観光経済新聞主催の「人気温泉旅館ホテル250選」に初めて選ばれました。「ちとせ」は2012年に全館リニューアルを行い、源泉掛け流しの温泉に加え、合同会社まんまの方針に合わせて、地元の食材を使ったこだわりの料理を提供しています。

ひなの宿ちとせ 柳一成 代表取締役社長
「地元の人たちが大切にしてきた里山をお客様に分かってもらい、見える化する『旅館は土地のショールーム』だとやっているのでそれが分かってもらえてうれしい」

この記事が気に入ったら
十日町タウン情報にいいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でJCV Fan !をフォローしよう!

Copyright (C) 2024 十日町タウン情報 All rights reserved.