2024年02月21日 15:25更新
3月にポーランドで開かれる知的障がい者のスキー世界選手権にクロスカントリーの日本代表として、十日町アクティブスポーツ所属の村越裕太郎選手が出場することになり20日(火)、壮行会が開かれました。
知的障がい者スキー世界選手権クロスカントリーに出場するのは、十日町アクティブスポーツ所属の村越裕太郎さん32歳です。今年1月に北海道で開かれた障がい者の全日本大会、クラシカル5kmとフリー10kmの2種目で、ともに2位の成績を納め、世界選手権への切符を手にしました。
壮行会には、村越さんが勤務する特別養護老人ホームあかね園を運営している十日町福祉会の職員など関係者約20人が集まり、激励金とエールを贈りました。
村越裕太郎 選手
「皆さんの支えがなければ活動できないし、ユニフォームも着られない。福祉会の皆さんが応援してくれることが一番ありがたい。そのおかげで選手としてのパフォーマンスができている」
あかね園 渡邊雅朗 施設長
「明るく、おしゃべりなので雰囲気良く仕事をしていて、利用者や職員と仲良くしている。良い練習ができたようなので頑張ってほしい」
村越さんの世界選手権の出場は今回で8回目です。過去最高成績は2014年、世界選手権エストニア大会のクラシカル10kmでの3位です。
村越さんは普段、川西地区のあかね園で介護の仕事をしながら、クロスカントリーの練習を続けています。仕事が終わる午後4時から練習に入り、シーズン中は吉田クロスカントリー競技場で毎日3、4時間ほど滑り込んできました。
また、オフシーズンも川西総合体育館で徐々にスピードを上げていくビルドアップ走に取り組み、速さやスタミナを強化してきました。
村越裕太郎 選手
「『やれば勝てる、やらなければ負ける』と心に決めて、今シーズンはレースを戦って来られた。今年は自分が強くなったところを、世界や日本の選手たちに見てもらいたい。今回の世界選手権は楽しみ。表彰台のトップに立ちたい」
知的障がい者スキー世界選手権クロスカントリー競技は3月2日(土)からポーランドのザコパネで開かれます。村越さんは2月28日(水)に出国し、個人種目のほか、リレーなど4種目に出場する予定です。
※2/29追記:出場予定だった「2024 VIRTUS 世界選手権」は少雪のため中止となりました。
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