2024年04月10日 09:24更新

十日町市の公立小学校の入学式が4月9日（火）に行われました。今年度末で閉校する馬場小学校では、3人の新1年生が入学し、元気いっぱいに、この校舎で過ごす最後の1年間のスタートを切りました。

馬場小学校は児童数の減少から今年度末で閉校し、来年度から水沢小学校に統合されます。最後の入学式に臨んだ新一年生は3人です。名前が呼ばれると元気な声で返事をしました。

続いて矢野武志校長が「朝は早く起きて、元気よくあいさつをし、交通安全に気をつけて学校に来てください」と新入生を歓迎しました。

在校生代表
「馬場小学校には、楽しい行事がたくさんあります。どの行事もみんなが笑顔になり、楽しく活動することができます。何か分からない事があれば、お兄さんお姉さんに何でも聞いてください。早く馬場小学校に慣れて、全校で楽しく活動していきましょう」

式の最後には、新1年生の前で在校生が校歌を歌いました。

新1年生
「ランドセルが重い」
「ひらがなを勉強したい」
「算数を頑張りたい。あとは、頑張って100点を取りたい。先生の話をよく聞く」

保護者
「母校でもあって、最後の1年生というのも何かの縁なのかと思った。統合にはまだ実感は沸かないが、さみしさはある。3人という少ない人数だが、仲よく楽しく過ごしてほしい」
「人数が少ないところから多い学校に行くので、適応できるか心配だが、小さい時に経験すると柔軟性が生まれると思うのでなんとかなると思っている」

馬場小学校は新1年生が入学して、全校児童は35人となりました。統合に向けては6月に全校で水沢小学校に出向いて、学年ごとに両校の交流会を行うほか、11月には閉校記念式典が開かれます。

矢野武志 校長
「長く重い歴史を持つ馬場小学校の最後の年になるが、まずこの学校で学ぶことに誇りを持ってもらいたい。地域の方の馬場小学校への強い思いを感じている。地域の協力がなければ、教育活動は成り立たない。ぜひ、この地域を巻き込んで子どもたちを盛り上げて、来年度、エリアが広がる水沢小学校区を支えてもらいたい」