2024年04月26日 12:57更新
地域産業に興味を持ってもらい将来の仕事選びに役立ててほしいと、十日町市立中里中学校で職業体験会が24日(水)に開かれ、2年生20人が床屋や大工、溶接など、7つの職業に挑戦しました。
この職業体験会は、中学生に地元にある事業所への理解を深めて将来について考えてもらおうと、中里商工会青年部が開いているもので、今回で4回目になります。
中里商工会青年部 星野博志 部長
「地元に残って働いてくれる子がすごく少なくなっている。中学生の時に地元にもこういう仕事があると魅力を発信することによって、地元の商売を知ってもらいたい」
体験に参加したのは2年生20人です。巻き寿司作りや散髪、屋根づくりの基礎の組み立て、石材看板のデザイン作成、車のタイヤ交換など、校内に設けられた7つの仕事のブースを順番に巡りました。
重機の操縦体験をした2年生
「操作することが多かったけど、砂をすくえた時が楽しかった。いろいろとする事が多いので、覚えるのが難しかったが興味を少し持った」
散髪体験をした2年生
「髪をすく道具を使って、髪の毛を薄くしている。ザクザクした感触でおもしろい。切りすぎたりして難しい。将来美容師になりたい」
溶接体験をした2年生
「将来の夢は決まっていない。職業体験で仕事のおもしろさが伝わった」
長秀鉃工 長井貴志さん
「怖がらずに教えたとおりにやってくれるので、いつでも鉄工所になれる期待が高まっている。職業体験を通して、地元愛が育ってほしいと期待しているし、この地域を盛り上げていってほしい。とにかくいろいろ挑戦・経験して、また中里に帰ってきてほしい」
中里商工会青年部 星野博志 部長
「紹介した職業に就いてほしい訳ではないが、子どもたちがいろいろな事に興味を持ってもらうきっかけにしてほしい。子どもたちの将来が、職業体験で広くなったらいい」
今後、2年生は夏休みに妻有地域にある事業所にそれぞれ訪問して、職業体験を行う予定です。
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