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大地の芸術祭作品「小脇の学校」川西地域の児童生徒がワークショップ

2024年05月01日 10:31更新

380人の理想のまちの姿、集めます!

今年7月から始まる大地の芸術祭第9回展で、川西地域の小脇集落に展示される作品「小脇の学校」の制作に向け、地元の児童生徒が廃材で理想のまちの姿を作るワークショップが開かれています。

十日町市小脇集落では、旧仙田小学校小脇分校の跡地で新潟大学の橋本学教授と丹治嘉彦教授の2人の作家が、2006年から地域とのワークショップを重ねて大地の芸術祭の作品を発表しています。7月13日から始まる第9回展の作品は「小脇の学校」です。これは8回展の作品「小脇プロジェクト」を発展させたもので、「私たちの妻有」をテーマに地元の子どもたちが廃材で作った「自分の住みたいまち」の模型を集めて、一つの作品に仕上げます。

右から橋本学教授:丹治嘉彦教授:スタッフ2人

その模型作りのワークショップは川西地域の公立の小中学校と県立特別支援学校の全児童生徒約380人が参加します。26日(金)は橋本さんと丹治さんが千手小学校のワークショップを訪れ、全校児童96人の模型づくりの様子を見守りました。

子どもたちは縦横30センチの木の土台の上に、自分が住んでいる町にほしいものや将来必要だと思うものなどを自由な視点でデザインしました。

児童
「電波塔を作っている。電波で世界中に川西を伝えたいから」
「都会になるようにスカイツリーをイメージして作っている。都会になれば人口が増えると思ったから」

今後、子どもたちの模型は小脇分校跡地に集められ、楕円形の劇場のようなひとつの作品に仕上げられます。

作家:橋本学さん
「大地の芸術祭は『人とつながる』がテーマ。小脇集落や川西地域の子どもたちと一緒に何かできればという思いで企画を考えた。小学生は作りながらも違うものを発想していくので、そんな柔軟な考えは驚かされる。集落の人は外からいろいろな人が来ることに喜びを感じている。集落に子どもたちが集まって、その声を聞けるだけでも集落の人たちは楽しく感じると思う」

「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」は7月13日~11月10日までの火曜・水曜日を除いた87日間で行われます。今回の「小脇の学校」は8月中に、鑑賞に訪れた人向けのワークショップも開かれ、作品作りに参加できます。詳しい情報は今後、芸術祭のホームページに掲載される予定です。

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