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全国のそば愛好家が「へぎそば」を学ぶ!第1回へぎそば文化交流会

2024年05月22日 09:06更新

十日町市特産のへぎそばについて深く学ぼうと、全国のそば愛好家が一堂に集まる「第1回へぎそば文化交流会」が18日(土)に、越後十日町小嶋屋和亭で開かれました。 

へぎそば文化交流会を開いたのは、全国のそば打ち愛好家でつくるNPO法人そばネットジャパンです。そばネットジャパンでは国内各地で会員同士の交流会を開くほか、そば打ちの技能検定を行っていて、今年から検定課題のひとつ、「郷土そば打ち」の中に十日町市のへぎそばを追加しました。さらに、このへぎそばを県内6店舗で提供する「越後十日町 小嶋屋」がこのほどそばネットジャパンに団体で加入したことから、十日町市での交流会が実現しました。

越後十日町小嶋屋 小林均 代表取締役
「(加入は)へぎそばを郷土そばとして全国に広げたいというのが目的。そばネットジャパンで郷土そばとして認められれば、へぎそばは全国に広がっていくと思う」

NPO法人そばネットジャパン 阿部成男 代表理事
「このすばらしいへぎそば文化を全国に広めようと思っている。趣味で行っているそば打ち家から、単なる趣味に終わらないで自分たちが手打ちそばを打ち、楽しみながら文化継承のために活動してもらうのが会の目的」

この日はそばネットジャパンの会員26人が全国から集まりました。へぎそばは十日町が発祥の地と言われ、「フノリ」という海藻を煮て「のり」にしたものをそば粉のつなぎに使い、「片木(へぎ)」という四角い器にひと口サイズに丸めて盛り付けられるもので、コシが強くツルツルとしたのどごしが特徴です。

参加者は小島屋のへぎそばを試食したほか、全粒粉とそばの実の中心の柔らかい部分を挽いた「さらしな粉」の2種類のそば粉を使ったへぎそば打ちの実演を見学しました。扱いが難しいとされる、さらしな粉を使ったへぎそばは「全日本さらしなそば打ち名人大会」で名人位を獲得した栃木県在住の廣木和美さんが担当し、参加者は繊細な作業を見逃さないように観察していました。

「フノリ」を入れたそば粉

そば打ちのあとには小嶋屋のスタッフによるへぎそばの盛り方の実習も

埼玉県からの参加者
「参加してみたらおもしろい。麺を薄くするやり方とこね方などが違うと思う。どうしても真似して、おいしいそばを打ちたいと思う」

「小嶋屋からフノリを何か月も前から注文して自分の道場で練習をしている。現地のそばをみんなで味わってこれから帰ってからこのそばに近い味を出そうと一生懸命そば打ちの研究に努めたいと思う」

越後十日町小嶋屋 小林均 代表取締役
「今日も参加者からフノリをわけてほしいという声があるので非常にいい反応だと思う。へぎそばは通常の二八そばと違って新潟だけの郷土そばなので、もっと広げることによってそば業界の中でもへぎそばが有名になっていければいい」

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