2024年05月27日 09:01更新
津南町上郷宮野原にある新潟県の妙法育成牧場で23日(木)から牛の放牧が始まりました。
妙法育成牧場の放牧面積は101.6ha。標高630~950mの場所に位置し、夏は湿度が低く涼しいため、暑さに弱い乳牛が過ごしやすい環境の県営牧場です。また牛たちは毎日傾斜地を移動して牧草を食べることで、足腰が強く育ちます。
今年の放牧は、例年より雪解けが遅かった影響で、昨年より5日遅れて始まりました。
この日放されたのは、地元の津南町をはじめ、胎内市や新発田市など県内全域の酪農家から預けられた乳牛71頭です。
そのうちの32頭は、牧場の職員が乗ったバイク3台に追われながら、牛舎から高低差約150m、約3㎞先の放牧地まで移動しました。
新潟県妙法育成牧場 島津 是之 場長
「酪農業界は今、餌や資材費の高騰で非常に経営が苦しい状態なので、よい牛に育てることで経営に役立つような丈夫な牛にしてお返ししたい」
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