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十日町市で初開催の「全国田んぼアート博」に向け松之山で田植え

2024年05月28日 16:39更新

今年もパンダが待ってま~す!

7月31日と8月1日に「全国田んぼアート博」が十日町市内で初めて開かれます。そこに向けて松之山布川地区東山の棚田で毎年作られている田んぼアートの田植えが26日(日)に行われました。

「全国田んぼアート博」は、田んぼアートに関わる全国の人たちが集まり情報交換をする場として、毎年日本各地で開かれていて、12回目の今年は7月31日から8月1日にかけて初めて十日町市内で開かれます。このイベントで十日町の代表として展示されるのが松之山布川地区東山の棚田で毎年作られている田んぼアートです。

ここは東京都内に3店舗を構えるごはん専門店「おひつ膳田んぼ」のオーナー、岡野真吾さんが手掛ける約1000㎡の水田で、アートの制作は今回で10年目を迎えます。今年のデザインはスイカを抱えるパンダで、そのまわりには「松之山」の文字や10年目の「10」と書かれたおにぎりが描かれます。また今回からアート博に参加する全国のネットワークで共通のデザインを取り入れようと、メジャーリーガーの大谷翔平選手にちなんだ野球ボールも描かれました。

この日は「おひつ膳田んぼ」の従業員と地元の人たちなど35人が集まり、デザインにあわせて色の違うイネの苗を一株ずつ手で植えました。イネはパンダの顔など白い部分に「ユキアソビ」、黒い部分には「ムラサキ大黒」、松之山の文字やボールの縫い目の赤い部分には「ベニアソビ」など6つの品種を使っています。

品種:ムラサキ大黒

参加者
「毎年違う絵がかわいく出来るので楽しみにやっている。見に来てくれる人たちが沢山いて、とてもいい感じがする」

おひつ膳田んぼ  岡野真吾 代表取締役
「田んぼアートをすることで一緒にやりたいと手を上げてくれる人が増えて、田んぼの枚数が増えていけばもっと盛り上がっていくと思うし、地味に毎年広がっていけばしっかり根付いていくものだと思うので、焦らず末永くやるつもりで田んぼアートに参加して始めていってもらいたいと思う」

第12回全国田んぼアート博では、7月31日に「トークセッション」と「交流会」が。8月1日に「松之山棚田アートツアー」が行われます。詳しくは、「全国田んぼアート博in十日町」のインスタグラム。または市の観光協会でも問い合わせを受け付けています。

2024全国田んぼアート博in十日町
■7月31日(水)
13:00~15:30 「トークセッション」 十日町市中央公民館「段十ろう」※入場無料
16:30~18:30 「交流会」  ラポート十日町 ※参加費6000円
■8月1日(木)
9:00~12:00  「松之山棚田アートツアー」 松之山布川地区東山棚田 ※参加費実費      

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