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雪囲い板を四季にあわせカラフルに!水沢小で大地の芸術祭のワークショップ

2024年05月29日 15:55更新

7月から始まる大地の芸術祭9回展で、水沢地区伊達に展示される作品「34㎜の彩り」の制作に向けて、作品に用いる「雪囲い板」を彩るワークショップが27日(月)に十日町市立水沢小学校で開かれました。

大地の芸術祭には都市計画やまちづくりの仕事や研究を行うメンバーで構成するアーティスト集団「Doobu(ドーヴ)」が2012年から継続して伊達集落で作品を出展しています。前回の8回展からはメンバーの1人、永野聡さんが教べんを取っている立命館大学産業社会学部の学生も作品づくりに参加しています。

今年の9回展では、築110年を超えるかつての水車小屋の中に住宅の雪囲いに使われる板を吊るし、光の入り方や映り方の変化を表現する雪国ならではの作品「34㎜の彩り」を制作します。ワークショップはそこで使う雪囲い板をカラフルに彩るもので、水沢小学校の4年生から6年生まで78人が参加しました。

「34㎜の彩り」作品イメージ

立命館大学産業社会学部 永野 聡 准教授
「これから地域を担う小学生に作品を通して地域を深く知ってほしい。その先には地域の地域愛を醸成したいと思い、それを結びける1つの活動として位置づけている」

作業は横15cm、縦2mの「雪囲い板」12枚に、春夏秋冬をイメージした模様を絵の具で色付けしていきます。児童は事前に作品の舞台となる水車小屋の見学に行ったほか、模様づけに使う型枠をクリアファイルを使って自分たちで作りました。

5年生児童
「葉っぱを組み合わせて大きな葉っぱにしたり、いろいろ組み合わせられるのですごく楽しい」
「色を混ぜて何色ができるか分からないので難しい。色をちゃんと混ぜてきれいな色を作りたい」

6年生児童
「作品は季節を感じるし、初めて大地の芸術祭に加わったのと最高学年で最後の思い出になるのでうれしい」

立命館大学産業社会学部 永野 聡 准教授
「アートは難しい物ではないのでプロがやる物という障壁を下げていきたいので、身近な生活の一部にアートが入ってくるといいと思い続けている。作ってくれた作品1つ1つに、いろいろな子どもの思いがこもっているので見に来てほしい」

「34㎜の彩り」の雪囲い板を仕上げるワークショップは今後、馬場小学校や川治小学校などでも予定されています。「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」は7月13日(土)から11月10日(日)までの火曜・水曜日を除いた87日間で行われます。

 

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