2024年06月14日 16:58更新
人手不足が課題となっている配管工の業界に興味を持ってもらおうと13日(木)、県立松代高校で水道事業と配管工事の仕事を学ぶ出前授業が開かれました。
この出前授業は、地域のライフラインを支える配管工の仕事に興味を持ってもらおうと十日町市管工事業組合が開いているもので、去年の初開催に続き今年が2回目です。参加したのは松代高校の3年生26人で、はじめに組合が請け負う仕事について説明を聞きました。管工事業組合は市内29の工事店が加盟し、上下水道局からの依頼を受けて水道管の水漏れ修理に向かうなど水道施設の維持管理全般を担っています。
授業では上下水道の仕組みのほか、1月に起きた能登半島地震で市内でも上水道が濁る被害が発生し、組合が復旧作業に対応したことが映像で紹介されました。このあと3年生がグループに分かれ、実際に作業現場で使われるパイプを繋ぎあわせる体験に挑戦しました。
配管工事では主に、素材の異なる4つのパイプが場所や用途に合わせて使いわけられています。これは樹脂製で素材が柔らかく錆びない「ポリブデン管」と一般住宅の配水管や消雪パイプとしても使われる「VP管」の接続です。
3年生は最後に各工程で組み立てた4種類のパイプを全てつなぎ合わせ、水を流して漏れる箇所がないかを確認しました。
3年生
「エアコンにも配管があったことを初めて知ってビックリした。配管の仕組みを知ることができて楽しかった」
「管工事業ということばを聞いたことがなくて、どんなものなのか気になっていたので本当に知ることができてよかった。管工事業も将来の選択肢に入れてもいいかと思うくらい楽しい仕事だった」
十日町市管工事業協同組合青年部 佐藤 頌 部長
「楽しそうに体験していて、水が蛇口から出た瞬間など盛り上がっていたので予想外だった。青年部としては1人でも入職してくれて、何年か先も知れ渡ってどんどん入職者が増えたらいいと思う。曖昧ではあるが前向きな目標を立てて取り組んでいる」
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