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十日町おおまつり開幕!雨を吹き飛ばして明石万灯&大民謡流し!

2024年08月26日 00:05更新

十日町総鎮守、諏訪神社の秋季大祭「十日町おおまつり」が25日(日)に開幕しました。午後3時ごろからあいにくの雨に見舞われ、夜の催しの実施が一時危ぶまれましたが、大民謡流しと明石万灯は無事に挙行され、会場は熱気で盛り上がりました。

初日最初に行われたのは、今年63年ぶりに新調された、おおまつりのシンボル「大幡」の掲揚です。

早朝5時30分、大幡を管理する下町俄若衆連中のメンバー約50人が旭町のリオンドール地下駐車場に集まり、大幡を取り付ける「幟竿」を本町3丁目のセンタークロスビル脇まで担いで運びました。幟竿の上にススキを取り付け、高所作業車でバランスを取りながら吊り上げたあと、「徳が盛んになれば青空が益々高くなる」という意味の「徳興碧天高」と書かれた旗が高々と掲げられました。

下町俄若衆連中 親方 岩本好弘さん
「本当に真っ白で、けがれが無く気持ちがいい。歴代の大幡にも感謝しながら、あれがあったから新しい大幡がある。携わってくれた人にも感謝している。十日町おおまつりのシンボルなので、下町の誇り」

下町大幡新調特別委員会 羽鳥洋喜 会長
「大幡を掲げる時のみんなの表情を見て、祭りはいいなと思ったし、若い人が一生懸命な顔になるのがすごくいいことだと思った。この先100年200年とこの大幡が続いていけばいいと改めて思った。1人でも多くの人に見てもらって、下町若衆連中もこうやって頑張っていることを分かってもらえたらありがたい」

なお、大幡はおおまつりの期間中は掲げられますが、この日は雨天を考慮し、午前10時ごろに一時的に取り外されました。午後3時ごろから十日町市街地ではあいにくの雨に見舞われ、一時は夜の催しの実施も危ぶまれましたが、国道117号線が通行止めになった午後6時30分が過ぎると一転、大民謡流しや明石万灯に参加する人たちの熱気で雨雲が消えていきました。

明石万灯は去年より1団体少ない5団体、200人ほどが参加し、「おいよい」の掛け声を響かせながら、電飾輝く華やかな万灯を担いだり、引っ張ったりして、観客たちを楽しませていました。

女万灯の会白百合 小林麻貴子さん「元々ママさんたちの担ぎ手として始まったが、去年の様子を見て、参加してくれた初めての学生たちがことしは多い。長岡や魚沼 東京から来てくれている人もいる。雨も降って、滑りやすくなっているのもあって少し怖く、きつそうだが、気合と根性ある人ばかり、やってくれると思います」

本町一丁目四区合同 酒井善行 企画委員長
「準備段階からみんなが力を合わせて、いい万灯ができた。毎回準備も楽しくやってきたので、今日みんながいい顔していると思う。伝統でもありこれからも続けていくべきだと感じる。明日明後日もまつりを頑張っていく」

大民謡流しは日曜日開催ということで、去年よりも200人ほど少ない18団体598人の参加に留まりましたが、参加者は十日町小唄と深雪甚句の2曲を休むことなく繰り返し踊り、笑顔を見せていました。

十日町軽スポーツクラブから参加の女性
「暑くて苦しかった。踊ると暑い。大民謡流しは楽しかった」

県立十日町病院から参加の男性
「夏の風物詩で雨だけどやることができてよかった。夏が終わるのは寂しいが、この祭り1年に1度、思い出に残ってよかった」

初日はおおまつりを支える下町、上町、宮下の俄も夕方にそれぞれ出発式を行い、運行をスタート。それぞれの地域を巡って、舞踊や民謡を披露していきました。明日は午後6時30分から本町2のラポート十日町前で三俄競演が行われます。

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