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吉田神社例大祭 助っ人の肩を借りてみこし巡行「そいや!」

2024年08月27日 17:53更新

十日町市山谷の吉田神社の大祭が2日間に渡って開かれました。みこし巡行の担ぎ手不足に悩む地元では地域の外から助っ人を公募したところ、27日(火)は県内に住む男女11人が応援に掛けつけました。

 

吉田神社大祭は水の神「タケミナカタ」をまつる吉田神社の五穀豊穣を願う秋の例大祭です。吉田神社がある山谷地域は現在90世帯約250人が暮らしていますが、高齢化によってみこし巡行の担ぎ手が年々少なくなり、コロナ禍明けの去年からチラシやSNSを使って担ぎ手を公募しています。

 

ことしは市の国際交流員に着任したてのイタリア人のロベルトさんをはじめ、上越市や柏崎市などからみこしの愛好家11人が駆け付け、氏子や住民と合わせて総勢約50人が「そいや!そいや!」の掛け声とともに4時間かけて山谷町内を練り歩きました。

吉田神社のみこしは、都内に本社がある自動車部品メーカーの宮本警報器が昭和58年に山谷に置いた工場の設立10周年を記念して贈ったもので、重さが約300kgあります。

かつてみこし巡行の掛け声は「わっしょい!」でしたが、贈られたみこしが浅草で作られたことから、以来その縁を大事にして都内の祭りで使われていた「そいや!」に切り替わったということです。地元の人たちは担ぎ手の応援をもらって勇壮に練り歩くみこしの姿を沿道で見守っていました。

地元の人
「みんな頑張っている。人数が少なくなって毎年廃れて来るのではと心配しているけど、ほかから応援に来てもらって良かったと思っている」

柏崎市から駆け付けた担ぎ手
「みこしの文化を若い世代にも残すためにも、我々が少しでも貢献しようと思って参加した。楽しく担がせてもらった。声をかけてもらえればまた寄せてもらいたい」

国際交流員 ロベルトさん
「すごく楽しかったが思ったより大変だった。休憩中、参加者と仲良くできて楽しかった。十日町の人はすごく温かい」

山谷地区長代理 柳 雅之さん
「昨今の少子高齢化で徐々に人口が減って来たので、担ぎ手を募ってでも祭りを継続していこうと思っている。おかげで例年以上にみこしが盛り上がった。平日で地元の参加が少なかったが、来年度以降はみんながもっと参加できるような形を考える必要がある。貴重な伝統や文化が山谷に根付いているので、それを継承していきたいという思いがある」

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