2024年09月08日 03:19更新
十日町市と津南町の小中学生が夏休みに作った工作や模型生物の標本などの作品展が、9日(月)の正午まで十日町市千手中央コミュニティセンターで開かれています。
「発明工夫模型展・生物標本展」は十日町市と津南町の次世代を担う子どもたちに、モノづくりの喜びや楽しさと共に自然への興味や関心を高めてもらおうと、十日町市立理科教育センターが毎年開いています。ことしは「発明工夫・模型の部」に397作品、「生物標本の部」に161作品、合わせて558作品が出品されました。
主催した理科教育センターによりますと近年、小中学校でSDGsや環境問題を学習していることから、使わなくなったペットボトルや段ボールなどを再利用する作品が多くなっている傾向があるということです。
「0円スニーカー」
こちらの作品は模型の部で十日町記者クラブ賞を授賞した南中学校1年 玉木玲さんの作品「0円スニーカー」です。玉木さんは家庭で捨てるはずだった沢山の段ボールを使って、欲しかったスニーカーを立体にしました。「0円スニーカー」は玉木さんの足のサイズに合わせてあり、実際に履くこともできます。
「自然豊かな美人林の夏」
こちらは模型の部で北越急行賞を受賞した千手小学校4年 田邊領さんの作品「自然豊かな美人林の夏」です。野鳥が好きな田邊さんは図鑑を参考に鳥の細かな特徴を表現したほか、美人林の木の葉はいらなくなったペットボトルを細かく切って色を塗り、木に貼り付け、林の中で鳥が休んでいる様子を表現しました。
「くっつく ハンガー」
こちらは発明工夫の部で十日町織物工業理事長賞を授賞した南中学校1年の丸山友奈さんの作品「くっつく ハンガー」です。丸山さんは家のクローゼットにあるハンガーをきれいに収納しようと、1つのハンガーの3か所に小さな磁石をつけました。それぞれのハンガーを同じ向きに重ねると、くっついて1つにまとまる仕組みです。丸山さんは「磁石のN極とS極の位置を合わせることが大変だった」と感想を残しています。
今回入選した作品のうち、「発明工夫と模型の部」は県立自然科学館で10月に開かれる県展に、「標本の部」は11月に長岡市さいわいプラザで開催される昆虫標本展に出品されます。
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