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二六公園周辺の里山保全へ 上野小5・6年生がブナやヤマモミジを植樹

2024年10月16日 17:06更新

十日町市中屋敷にある二六公園一帯の里山を保全し、人々が集う場所にしようと地元の保存会が今年度、整備を進めています。これにあわせ十日町市立上野小学校の5・6年生が16日(水)に公園入口の傾斜地に落葉樹や山野草の苗木を植樹しました。

植樹をしたのは二六公園保存会のメンバー4人と上野小学校緑の少年団の5・6年生16人です。保存会では今年度、緑の募金から122万5000円の支援を受け、二六公園の入口にあたる旧角万寺スキー場管理棟の周辺を、子どもたちが森や自然と触れ合うことができるアウトドアの拠点にしようと整備を進めています。

植樹活動はその一環で、あらかじめ保存会が雑木や老木を伐採した10aほどの傾斜地に地域由来のブナやヤマモミジ、ツツジなどの落葉樹のほか、ヤマユリやショウジョウバカマなどの山野草の苗木を植えました。

5年生
「自然は大変なことだということが分かった。自然を作るには頑張らないといけないことが分かった。たくさん木が生えている森になってほしい」

6年生
「大人になってもずっと丈夫に育ってほしいと思いながら植えた」
「初めての体験で今までやったことがないことができたのでとても楽しかった。来年少しでも大きくなってほしいので丁寧に植えた。みんなに来てほしいのできれいな森になってほしい」

緑の募金の交付金を活用した里山整備では、十日町市街地を一望できるツリーハウスのほか、かつてホタルの乱舞が見られた環境を再生しようと癒しの水辺や水路も整備しました。また耕作放棄地や藪となっていた場所の開墾も進め、キャンプ場として来年度からの利用開始を目指しています。

二六公園保存会 小林正夫 会長
「身近な里山が荒れ放題になっているので、何とか昔のようにきれいにして大切にしていきたい。子どもたちがこの山でスキー場を通じて育ったそのまた子どもが、この山で楽しく過ごすことができるようにしていきたい。今回の整備を通じて、里山はもちろんだが、蛍が乱舞する里作りをしたいと思っている。知恵を出したり汗を流しながら、少しでも活性化に向けて整備を進めたい」

二六公園保存会では11月23日に里山拠点整備の竣工式を行う予定です。

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