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妻有は女性農業者が活躍できる場所!農業女性フォーラム 初開催

2024年12月10日 12:24更新

新たに農業に取り組む人を後押しするイベント「農業女性フォーラムin越後妻有」が7日(土)に段十ろうで開かれ、市内で活躍する女性農業者5人が活動報告やパネルディスカッションを行いました。

このフォーラムは新たに農業に就く若者を後押しし、地域の農業を盛り上げようと市内の農家など有志20人ほどが初めて企画しました。会場の段十ろうのエントランスでは「オーガニックマルシェ」も合わせて開かれ、イベントには市内外から約300人が足を運びました。

フォーラムでは、平成14年に女性で初めて十日町市の農業委員となった野上ヤウさん。JA魚沼の食育サポーターとして活動する柳百合さん。サッカーや大地の芸術祭の運営をしながら、棚田の保全に取り組むFC越後妻有の山下由衣さんと上村美優さん。そしてさつまいもの栽培・加工とあわせ、女性農家の自立支援などを行う「women farmers Japan株式会社」の佐藤可奈子さんの5人が登壇し、それぞれの活動を紹介しました。

野上ヤウさん
「老後のために農業者年金を掛けたいと思っていたが、その頃は条件が厳しく難しかった。農業委員時代に、女性が農業者年金を簡単に掛けられないこと、コメの収入が全額夫名義なこと、同じ仕事をしているのに不平等だと発言したら、『金のことは個人の問題』と言われた。やはり出る杭でしかなかったと腹が立った。まだ男性優位が根強く壁の厚さを感じた」

そのあと登壇者5人によるパネルディスカッションが行われ、日々の農業の中で感じていることや未来への期待を語り合いました。

佐藤可奈子さん
「(十日町に移住する前に)女だと農業は厳しいと思っていた。その時に師匠に『頭を働かせて気持ちがあれば十分女でもできる。できないという人はやってない人』と言われた。こういう見方をする真新しさを感じたし、私のほうが『女性なんて』と思ってしまっていた」

来場者 津南町から
「時代が変わっても、農業の内情は変わっていない。機械化されているが女性の仕事は変わっていない。こういう話を女性はもちろん男性にも聞いてほしい」

野上ヤウさん
「私は農業が衰退する時代に農業をしていた。こうやって力が出てきたのはうれしく思う。すばらしいフォーラムだった。これから農業の分野では明るいことがたくさんある。若い人に頑張ってもらいたい」

実行委員長 山家悠平さん
「この地域は特色のあると言っていいくらい女性農業者が活躍している。その取り組みを多くの人に知ってもらいたい。このフォーラムは初めてだったが、来年以降も継続することで農業に興味を持ってもらって輪を広めていきたい」

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