2025年02月14日 10:00更新
柏崎刈羽原子力発電所の再稼働の是非を問う県民投票の実施を目指す「県民投票で決める会十日町・津南」が署名活動に協力してくれた人たちを集めて報告集会を8日(土)に開きました。投票の実現に向けて今後は県議会議員にハガキで意見を伝える運動を行う方針です。
「県民投票で決める会」では柏崎刈羽原発の再稼働の是非を問う県民投票の実現を目指して、去年10月から県内全域で署名活動を行ってきました。その結果、県民投票条例の制定を知事に直接請求するのに必要な県内の有権者の50分の1以上、3万6400人を越える15万128人分の署名が集まりました。
このうち十日町市は7315人分、津南町では1795人分の署名が集まり、県内で最も多い割合で署名を集めました。報告会には署名集めに協力した受任者など約50人が集まり、十日町市請求代表者の齋木文夫さんが挨拶しました。
十日町市請求代表者 齋木文夫さん
「署名活動は原発再稼働がいいか悪いかの決議ではなく、県民投票で決めようとその可否を問うというもの。皆さんの頑張りで実を結ぼうかとしているところ。頑張ってよかったというだけではなく、あとひと踏ん張り頑張ろうという気持ちになってもらいたい」
今後順調に進めば、3月末から4月初旬に開かれる県議会の臨時会で条例案が審議される見通しです。一方、12年前に行った同様の県民投票請求では県議会で否決された経緯があります。「県民投票で決める会」では今回の議決で賛成多数で可決されるよう、県議会議員に意見や要望を伝えるハガキを提出する運動を展開していく方針です。さらに十日町・津南の事務局では地元選出の尾身孝昭県議と小山大志県議と懇談する機会を申し入れています。
十日町市請求代表者 齋木文夫さん
「前回の2013年1月の議会では否決をされた。議会では1つひとつに対して反論をしていかないといけないので、そのための学習会をやろうと思っている。メンバーの中には原発の再稼働をさせない、あるいは廃炉に追い込むと、これが最終目標だと考える人もいる。その両面を見ながら私は県民投票という民主的な手だてを新潟県内で作ることが最終目標でいいと思っている」
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