2025年03月25日 17:02更新
4月から水沢小学校に統合し、年度末で閉校を迎える十日町市立馬場小学校で卒業式が25日(火)に開かれ、最後の卒業生5人が学び育った学び舎に別れを告げました。
馬場小学校は明治4年に創立され、現在の十日町市内で最も歴史が長い小学校としてこれまで2000人以上の児童が卒業しました。4月からは水沢小学校と統合するため年度末で閉校となり、153年の歴史に幕を下ろします。式では最後の卒業生5人が矢野武志校長から一人ひとり卒業証書を受け取りました。
続いて在校生30人が卒業生一人ひとりに感謝のことばを贈り、別れを惜しみながら新たな門出を祝いました。
式のあとの最後の学級活動では、卒業生が保護者に向けて感謝の手紙を読み上げ、涙を流す場面もありました。
卒業生
「去年リコーダー部の全国大会で東京に行ったのが1番の思い出。卒業式では6年間の思い出が頭の中でブワッと流れてきた。『ありがとう』と『楽しかった』という気持ちで卒業できた」
卒業生
「緊張と閉校の悲しみがあった。馬場小は全校の仲が良くて、先生たちも熱心で楽しかった。馬場小では諦めない事とやればできる気持ちを学んだので、未来に生かせたらいい」
あわせて校旗の返還式も執り行われ、代表児童の手で取り外された校旗が矢野校長から十日町市長に手渡されました。
矢野 武志 校長
「ひと言で言うととても充実した1年間だった。子どもたちの学校生活は日々笑顔の絶えないもので印象に残っている。馬場小学校で培った経験を中学校生活でも生かしてもらいたい。私自身も来年度から水沢小学校に移動するので、子どもたちが不安なく新たな環境に飛び込めるようにサポートしていきたい」
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