2025年04月30日 16:33更新
松代地域犬伏集落の風物詩。約130匹のこいのぼりが今年も地元の人の手で飾りつけられ、渋海川の上空を泳いでいます。
犬伏のこいのぼりは5月8日に松苧神社で行われる伝統行事「七つ詣り」に合わせて、50年ほど前から毎年この時期に飾られています。こいのぼりは集落の「けやきの会」の呼びかけで全国から寄付を募って集めたもので、約130匹以上が渋海川の上空を泳ぎます。
4月27日(日)の朝。けやきの会のメンバーや、呼びかけに応じた集落の若者など約20人が集まり、約3時間かけてこいのぼりの設置を行いました。長さ200m以上のワイヤーを谷の対岸に渡すためにワイヤーに括り付けたロープを釣り竿を使って向こう岸へ投げます。そこから引き上げたワイヤーを両岸から自動車で引き合い、ワイヤーのたるみを延ばしたところにこいのぼりをくくりつけています。
犬伏集落に住む親子
「毎年かかるのを楽しみにしているので天気に恵まれて、元気に泳いでいるのでよかった。毎年地域のお父さんたちがかけてくれてありがたい。地域の風物詩になっていて、地元を離れている友達も帰ってきて、こいのぼりを見るのを楽しみにしているので、シンボルみたいな存在」
犬伏のこいのぼりは国道253号線、伊沢橋から一望することができ、5月中旬ころまで渋海川の上を泳いでいます。
けやきの会 柳 一則 会長
「子どもたちの成長を願って伝統の七つ詣りに向けて始まった取り組みだが、毎年これがないと始まらない感じ。ちょうどいい風も吹いて圧巻です。脇見運転は困るが、皆さんから立ち止まってもらって、子ども連れも来るので楽しんでもらいたい」
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