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松代犬伏で伝統の「七つ詣り」 2人の男の子が険しい山道に挑戦!

2025年05月09日 11:57更新

健やかな成長を願って七歳になる子どもが松代地域犬伏の松苧山の山頂にある松苧神社を目指す「七つ詣り」が8日(木)に行われ、2人の男の子が険しい山道に挑戦しました。

松苧神社は戦国時代に上杉謙信をはじめとする武将たちが戦の勝利を願って訪れた場所と伝えられ、国の重要文化財に指定されています。七つ詣りは毎年5月8日に行われる伝統行事で、数え年で七歳になる男の子が標高360mの松苧山の山頂にある松苧神社でお祓いを受け、健やかな成長を願います。

今年は平成30年1月から12月末までに生まれた人が対象で、地元松代地域に住む男の子と父親が松代出身で上越市に住む男の子の2人が家族と一緒に、約30分かけて急こう配の山道を登りました。神社前の最後の急斜面は大人でも険しい鎖場となっていますが、参加者はたくましくよじ登っていました。

松尾神社では上杉謙信が訪れた際に戦の勝利を願って小刀と日の丸軍配を奉納した史実にあわせ、お祓いを受ける子どもたちに一人前の証として境内で木刀や軍配を買い与える風習がありました。これにあやかり、地元の木工職人が作った木刀や軍配のレプリカをはじめ、ラジコンやボードゲームなどを並べた即席の玩具売り場が地元の有志団体けやきの会によって神社前に設けられました。

地元から参加した子どもと保護者
「つかれてはいない。勉強を頑張って警察官になりたい」
「最後の斜面を登れるか心配だったが、たくましく上がっていく姿がうれしかった。自分らしく育ってもらい、将来は何になってもらってもいい」

上越市から参加した子どもと保護者
「つかれていない。(将来は)バスの運転手になりたい」
「30年ぶりに子どもと登った。一生懸命登っていて頼もしかった。すばらしい神社を維持して地元の人から準備してもらったが、少子化で(参加者が少ないのは)仕方がないがさみしい。いつまでも続いてほしい」

けやきの会 柳一則 会長
「自分たちも子どもの頃に神社で祝ってもらったことが頭に残っている。それを子どもたちに残したい気持ちがある。今後は十日町市内などからも参加してもらいたい」

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