2025年05月09日 19:06更新
全国のきもの愛好家を招待し、地元メーカーの商品や製造文化に触れてもらう「十日町織物産地特別招待会」が道の駅クロステン十日町で9日(金)から始まりました。
この催しは全国のきもの愛好家を織物と染物の総合産地である十日町市に招き、地元で作られた商品にじかに触れてもらって製品の良さを感じてもらう展示商談会です。13回目となる今回は9日から12日の4日間の日程で開かれ、市内6つの着物商社が日頃取引をしている顧客約300人を全国から招いています。
会場には市内12のメーカーの新作を中心に着物や羽織物、帯などの商品が並びました。中でも特に、全国的に気温が上昇傾向にあっても薄地で涼しく着られるとして「明石ちぢみ」が盛んにPRされ、訪れた人たちは実際に試着して着心地や肌触りを実感していました。
上越市から
「上越の着物屋からの紹介があり、家に振袖もあるが振袖の年齢じゃなくなってきたので洒落着があってもいいと思い見に来た。『十日町=きものの町』で品物は全然違う。洒落着がこれだけ出ているのはメーカーの展示会なんだと感じる。すごく目を引くし、楽しませてもらっている」
埼玉県から
「すごい迫力があって素敵。川沿いの橋とかちょっと夕涼み的な感じでどこにでも着て行けそう。テンションが上がる」
実行委員会 ㈱渡商商事 和久井秀次 さん
「ここの会場でしか見られない製品がほとんどで十日町のメーカーの力作がそろっている。全国の着物メーカーの中でもレベルが高く、特に友禅や織物を両方やっている産地があまりない。真面目に雪国にしかないものを提案している。毎年行っているが、だんだんファンが増えている。市の観光も一緒にレベルアップしているので皆さんに来てもらいたい」
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