2025年10月02日 14:02更新
県立松代病院を来年4月から無床診療所にするとした県の方針を対して、地元の有志で作る「松代病院を守る会」は病院の入院機能の存続を求める約1万6000筆の署名を1日(水)、県病院局に提出しました。
1万6310筆の署名を提出したのは「松代病院を守る会」です。会では松代病院の入院機能を存続し、去年3月に県が示した県立病院経営強化プランに基づいた機能・役割を果たすよう県に求める署名活動を7月中旬から始めました。
その結果、松代病院の利用者が最も多い松代・松之山地域からは総人口の7割にあたる2740筆。十日町市内のそのほかの地域や近隣の津南町や上越市などから1194筆。また県職員労働組合をはじめとする公務員労組からは1万2371筆が集まりました。
この日は会のメンバーや県会議員など20人ほどが県庁を訪れ、病院局の金井健一局長に署名と要望書を手渡しました。
新潟県病院局 金井健一 局長
「先日地元で第2回目の説明会をしたが、内容については皆様に納得いかない部分もあったかと思う。我々がなぜこのような提案をしているか十分伝わってなかった部分もあり、指摘いただく中で変えていかないといけないことや守っていかないといけないことを改めて認証した。10月7日の魚沼圏域地域医療構想調整会議では皆様の声をきちんと説明をする。その結果を踏まえながら、今後どうするか改めて検討会でも考えていきたい。包み隠さず表に出し、知事にも説明し、今後のことを進めていきたい」
松代病院を守る会 村山繁一 会長
「過疎で豪雪地帯では病院問題は本当に深刻な話。署名を集めに行っても『ありがとう』と言われ、感謝される。住民は病院のことに神経を尖らせている。『なんとか残してほしい』という表れ。次は県議会の段階になるので、県議員に頑張ってもらいたい」
松代病院の無償診療所化を含めた県立病院の再編については、今後10月7日(火)に開かれる魚沼圏域地域医療構想調整会議で協議したあと、県議会12月定例会で条例改正案が審議される予定です。
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