2022年08月12日 16:00更新
地元の人はもちろん、観光客に人気の十日町市を代表するスポットをご紹介。SNS映えでもおなじみ、日本三大峡谷で知られる清津峡渓谷トンネルをピックアップ。
信濃川の支流、清津川沿いを走る国道353号から清津公園線を経由して上流に向かうと現れる絶景スポット「清津峡」。雄大な景観美を作り出しているのは「柱状節理」。柱状節理は、柱状の割れ目のことで、火山の噴火で流れ出た溶岩が、冷えて固まる時に出来たもの。この柱状節理の美しさから、清津峡は昭和16年に国の名勝、天然記念物に、そして昭和24年には上信越高原国立公園に指定されました。
トンネルは全長750mあり、途中に見晴らし所が3つあります。
古くから観光地としてにぎわっていましたが、徐々に観光客が減少。そこでアート作品をトンネル内に加え2018年に改修しました。現在はインスタ映えスポットとしてもおなじみです。
さっそくトンネルの中入ると……ひんやりと冷たい空気が。トンネル内は日が当たらず、常に清流の涼しい風が吹きこんでいます。撮影したこの日も、外気温は32℃でしたが、トンネル内は常に21~24℃。まさに天然のクーラー。
第二見晴らし所に到着すると、なにやら銀色の大きな施設が。
実はこれトイレなんです。もともとトンネル内はトイレがなく、作ってほしいという要望があり、アート作品の一部としてトイレが制作されました。もちろん、ただのトイレではありません。なんと、トイレに入りながら景色を見ることができるようになっているんです。
「Tunnel of Light」
※現在、トイレ周辺は大地の芸術祭に合わせて「Tunnel of Light」という作品としてデザインが様変わりしています。
最後のパノラマステーションで見えてくるのは・・・自然が作り出した渓谷美。
外の景色が水鏡に映しだされています。トンネル全体を潜水艦に見立て、潜望鏡のイメージで外の景色を中に入れた作品です。是非、足をお運びください。
日本三大峡谷 清津峡渓谷トンネル
■場所:十日町市小出
■営業時間:8:30~17:00(最終入坑 16:30)
■定休日:なし
■問合せ:025-763-4800
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