2023年03月31日 18:01更新

新潟県議会議員選挙が31日に告示され、十日町市中魚沼郡選挙区からは定数2人に対し3人が立候補しました。

十日町市中魚沼郡選挙区で立候補したのは届け出順に自民党公認で現職の小山大志さん(45)。自民党公認で現職の尾身孝昭さん（70）。無所属で日本共産党・社民党推薦、新人の藤ノ木浩子さん（62）です。

 

小山さんは2期目を目指し、地元の十日町市北鐙坂で第一声をあげました。主な政策は医療、福祉、介護の連携を強化して地域包括ケアシステムの構築や医師、看護師の確保に努めたいとしています。また雪国独自のブランドの確立をはじめ、中小企業の事業継承や起業、創業を支援し、持続可能で稼げる産業の実現を目指します。さらにすべての世代がふるさとで活躍できるよう、教育環境や働く環境の整備に努めるとしています。 

小山大志さん
「『十日町橋をなんとかしてくれ、高規格道路どうなるんだ？（吉田地区に）西インターができなければ、土の壁ではないか。そんなものが必要なのか』という話もあった。しっかりとその声を受け止めた。十日町橋は令和5年1月に調査費の予算がついた。これから丁寧な調査がされて、なるべく地元の負担が無いように、早期に十日町橋の架け替えができるスタートが、令和5年にきることができた。次の2期目以降は早期に工事着手に取り組みたい」

 

尾身さんは８期目を目指し、十日町市の越後妻有交流館キナーレ前で出陣式を行いました。主な政策では少子化対策を掲げ、結婚、出産、子育てを支援し、女性が安心して活躍できる社会づくりを目指します。また周辺地域にある病院の連携強化や看護師の確保対策。さらに上沼道、十日町道路の早期開通や国道353号十二峠新トンネルの開削に向けてなど、玄関口の整備を進めることに力を入れていくとしています。

尾身孝昭さん
「山間地を抱える我々のところ。十日町病院と松代病院の連携が大事。長期入院が松代病院でできる。十日町病院を退院しても、松代でリハビリをしながら家に帰れる。十日町で看護師不足を解消したい。看護師採用にあたっての十日町枠を作ってもらった。十日町病院と松代病院にしか異動がない。松代病院が県立でなければ、私の言ったことはできない」

 

藤木さんは津南町役場前で第一声をあげました。主な政策は柏崎刈羽原子力発電所の再稼働を許さないとし、再生可能エネルギーの利用を拡充して地域経済の活性化を目指します。また松代病院を県立のまま存続できるよう、医療の充実をはかり、医師や看護師の抜本的な増員を目指します。さらに子育てや教育の負担軽減を目指して学校給食費の無償化や、子ども医療費の完全無料化を目指すとしています。

藤ノ木浩子さん
「私たちは世界一の柏崎刈羽原発を隣に抱えている。ここで事故が起きたらここに住めるだろうか。原発事故を再び起こさないために、原発の再稼働は絶対に許さない。原発はゼロへ。再生可能エネルギーがある。これをを広め、地域経済を活性化させる道に進もうではないか」

投票日は4月9日（日）で即日開票されます。なお、期日前投票と不在者投票は十日町市は保健センターと各支所で。津南町は町役場で、4月1日から8日まで受け付けています。

JCVでは来月9日に開票結果を速報でお伝えする特別番組を午後９時30分から放送します。また番組は地域情報サイト「十日町タウン情報」で同時配信します。ぜひご覧ください。