2023年10月20日 17:47更新

地域を見守る青色防犯パトロールをご存じでしょうか？

十日町市防犯協議会は、青色防犯パトロールの活動を児童に知ってもらおうと20日（金）、十日町市立十日町小学校で出前講座を開きました。

出前講座には十日町小学校と、ふれあいの丘支援学校の全校児童と生徒、合わせて283人が参加しました。

青色防犯パトロールは、地域住民のボランティアが車に青色の回転灯をつけて児童の下校時間に出動し、通学路に不審者がいないかや、安全に下校できているかなど4月から11月頃まで週に1度パトロールしています。

現在、協議会には23の団体が加盟し、19台の青パトが市内で活動しています。出前講座では、はじめにパトカーの回転灯が青い理由について説明がありました。

パトカーの回転灯が青い理由
「イギリス北部のとある地域で、街灯を青色に変えたところ、犯罪が激減するという現象が起きました。原因を調べたところ、青色に犯罪抑止効果があるとされ、利用されるようになりました」

続いて、実際に青パトが事故や特殊詐欺防止を呼びかけながら走る様子を見学しました。

このあと、児童と生徒は防犯標語「イカのおすし」を使って防犯について学びました。

イカのおすし
「知らない人についていかない」「他人の車にのらない」「おおごえを出す」「すぐ逃げる」「何かあったらすぐしらせる」

児童
「青パトを知らなかった。僕たちの知らないところで頑張ってくれている」
「自分だけでは命は守れないのでありがたい。手を振って感謝を伝えたい」

十日町市防犯協議会 鈴木龍次 会長
「青パト活動の中身を知ってもらい、自分たちが地域に守られていることを知ってもらいたい。子どもたちの登下校の安全確保がポイント。息の長い活動が必要で、地域の子どもとの関わりが深くなり、関りを持つほど効果が大きくなる」