2023年12月01日 16:20更新

十日町市の来年度の予算編成に向けて十日町商工会議所が産業振興施策をいっそう充実させてほしいと、30日（木）関口市長に要望しました。

要望を行ったのは十日町商工会議所の西方勝一郎会頭と幹部役員など4人です。商工会議所では市の予算編成を前に、毎年この時期に要望活動を行っています。

今年は商工業、観光業、除雪業など大きく8つの観点で市に要望しました。このうち新たに盛り込まれたのは消費喚起事業への支援です。コロナ禍が明けたことで様々な団体の事業が再開し、市民の消費活動が活性化しているとして、消費喚起の後押しとなる施策や支援を求めました。

また、エネルギー価格が高騰していることから、市の再生可能エネルギー活用促進費補助金の継続と補助率などの引上げを要望。

商業対策では中心市街地の活性化対策として、大地の芸術祭の市街地施設での作品展開や、そこに人の流れを増やす施策の実施を新たに求めました。

このほか、産業全体では、ふるさと納税の返礼品協力者への支援などが盛り込まれています。商工会議所によりますと、去年求めた要望では、経済の活性化や、燃料費高騰による負担の軽減を図ったプレミアム商品券の発行、住宅省エネリフォームの補助金などが市の予算に反映されたということで、今後も事業所の声を市に届けていきたいと話しています。