2024年06月06日 12:13更新
十日町市伝統の機業の発展を祈願する祭礼「六郎いん」が6日(木)に、十日町の総鎮守諏訪神社境内にある黒姫神社で執り行われました。
諏訪神社境内にある黒姫神社は別名「機神社」と呼ばれ、機織りの神が祀られています。
古くからこの地域では6月6日を「六郎いん」と呼んで、機屋や織り子は仕事を休んで機神社を訪れ、機業の発展や技術向上を願う風習があります。
この日は十日町織物工業協同組合の関係者や関口市長など約20人が集まり、織物業界の発展を祈願しました。
佐伯也寸子 宮司
「世界情勢や災害の多発を考えるとこの時に集えるのはありがたい。祭りは過去から繋がっていることを確認する場であり、未来へ繋げる意思を持つ場でもあると思います。祭りなど日本人の美徳、麗しい文化や精神を繋げていくことを一人ひとりが考えて行動していかなければならない大切な時だと思います」
蕪木良一 組合長
「六郎いんのような気候風土があったからこそ、十日町に織物が発展していった。これからも生業として淡々と続けていきたい」
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