2024年07月01日 12:02更新

間もなく見ごろを迎える十日町市八箇地区の「あじさい公園」に訪れる人たちを気持ちよく迎えようと、約100人の地域ボランティアが30日（日）、園内の除草作業に汗を流しました。

八箇あじさい公園は後世に遺る財産を地域に残そうと、昭和55年に当時の若者たちの手で作られた公園です。約3万㎡の敷地に8000株ほどのアジサイが植えられています。見頃を迎える7月のあじさい祭りを前に毎年、維持管理を担う八箇地区振興会が地域全体からボランティアを募って観賞に来る人を迎える準備を行っています。この日は約100人が集まり、園内を巡りやすいよう花の株の間の通路を機械で草を刈ったほか、花がきれいに見えるよう株に絡んだ草を鎌を使って取り除きました。

またボランティアは、公園の遊歩道に50個のぼんぼりと、国道253号線から公園に向かう道路に沿って目印となるのぼりを立てました。

参加者
「公園を開設した当時から地元が手作りで関わってきた公園なので、皆さんが地域活動の1つに公園の活動があるということで、地域コミュニティの1つになっていると思う。地域の人が足を運んで楽しめるのが1番で、プラスしてよそからも来てもらい、地域ににぎやかさを与えてくれるというのが理想と考えている」

八箇地区振興会 村山 芳邦 会長
「地元の人にどんどん来てもらい、地元の手作りの公園なので、ぜひ梅雨の時季のきれいな花を見てもらいたい。観光地のあじさい公園という訳にはいかないが、広さを見てもらい、地域の人たちが作っていることを感じてもらえたらありがたい」

公園のアジサイは30日現在ですでに一部咲いていて、八箇地区振興会によりますと今年は7月中旬に全体の満開を迎えるのではと話しています。