2024年10月03日 11:11更新
十日町市在住の彫刻家藤巻秀正さんの自宅兼作品展示場、「ギャラリー藤」が住吉町にこのほど完成し、こけら落としとなる自身の個展が10月6日(日)まで開かれています。
藤巻秀正さんは旧橘村出身で二科会会員。「森との共存」や「森の妖精」をテーマに作品づくりをする地元を代表する彫刻家です。
十日町市内では現代雪まつり発祥の地モニュメントをはじめ、住吉町の花と彫刻のストリート、星と森の詩美術館の野外プロムナード、あてま高原リゾートベルナティオの遊歩道「彫刻の小径」で作品が鑑賞できます。このほど新たにオープンしたのは市内住吉町に8月に完成した藤巻さんの自宅と作品展示場を兼ねた「ギャラリー藤」です。建物は木造2階建てでギャラリー部分は1階の広さ36平方メートルのスペースとなっています。
「座右」
9月28日から始まったオープニングイベントの彫刻展では二科展にも出展した「座右」や「風ふく」などことしの新作をはじめ、過去3年以内に藤巻さんが手掛けた17作品が並びました。
彫刻家 藤巻秀正さん
「自然をテーマに自然と人間の形を融合したようなそんなスタイルの作品を作っている。ここは花と彫刻があるストリート、その真ん中にこのギャラリーがあるので、そこをタイアップして市民に開放したギャラリーを作ろうと思った。希望者にはギャラリーを無料で貸し出し、地域に開かれた、地域になくてはならないギャラリーにしていきたい。フリーギャラリーなのでいつでも開放しているので、気楽に自由に出入りして、自分の居場所という感覚で利用してもらえるとありがたい」
ギャラリー藤は今後、藤巻さんの作品の常設の展示会場として不定休で開館していくということです。藤巻さんは「ここに来てお茶を飲んだり、若者が芸術談議を楽しむなど憩いの場所として気軽に使ってほしい」と話しています。
「藤巻秀正彫刻展」は10月6日(日)までで、時間は午前10時から午後6時。入場は無料で、期間中は藤巻さんがギャラリーに在籍しています。
問い合わせ:「ギャラリー藤」藤巻さん TEL090-4673-5834
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