2024年10月31日 11:35更新
十日町市で体験ツアーなどを企画している観光会社「HOME HOME NIIGATA」が、安養寺集落にある古民家をリノベーションして宿泊施設にしようと準備を進めています。
これが改修が進められている古民家で宿泊施設になる「雪の家」です。十日町市安養寺集落の県道49号線沿いにたたずむ築150年ほどの2階建ての古民家です。住宅として長い間使われてきましたが5年ほど前から空き家の状態が続いていて、観光会社「HOME HOME NIIGATA」が、家主から譲り受けて、宿泊施設にしようとリノベーションを進めています。
今年の夏ごろから改修がはじまり、現在内装の工事が行われています。来年2月のオープンに向けて改修を進める一方で、クラウドファンディングを活用して改装費用の支援を募っています。
(株)HOME HOME NIIGATA 井比晃 代表取締役
「はりと柱は残して、天井もなるべく残すようにしている。日本家屋の雰囲気はできれば残していきたい。自分たちが持っている資源を、どう活用して付加価値を上げていくかという動きがまだ地方では弱いので、こういう取り組みを見て自分も協力してみたいと思ったら、クラウドファンディングにも参加してほしい」
「雪の家」の間取りは、約18畳のリビングダイニングや、20畳の寝室など全部で12部屋あり、目的や人数に合わせてさまざまな使い方ができるのが特徴です。雪の家は1日1組限定の一棟貸しで、価格は1泊15万円を予定しています。
(株)HOME HOME NIIGATA 井比晃 代表取締役
「建物の構造も雪が降るからこそ生まれた文化があるので、雪のないシーズンにもそれを感じられるようにしたいし、雪の中で暮らすことをあえて感じられる宿にしたい。それを通して、地元の人もこの生活も悪くないという世界観が広がるといいと思う。あってよかったと10年20年後に思ってもらえる場所になるとうれしい」
なお完成に先駆けて、「雪の家」の一般向けの見学会が今月の8日と9日に行われます。詳しくは公式HPをご覧ください。
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