2024年10月31日 11:42更新

全国の川西と名がつく4つの自治体が交流し、互いに豊かなまちづくりを目指す全国川西会議の総会が28日（月）に、十日町市川西地域で開かれました。

全国川西会議の発足は、阪神淡路大震災が発生した平成7年に、旧川西町の当時の南雲春雄町長が兵庫県川西市を見舞いに訪れたのがきっかでした。その後、山形県川西町と奈良県川西町の4つの市町とともに平成9年に全国川西会議を立ち上げました。

平成10年山形県で開かれた総会では「災害応急対策活動の支援に関する協定」が結ばれ、中越地震の際は十日町市に職員が派遣されたり支援物資が届けられました。また、令和4年に発生した山形県の豪雨災害の時には十日町市から見舞金を贈るなど、4つの自治体が連携してお互いに災害支援を行っています。

平成22年 山形県川西町

このほか、旧川西町の時代には兵庫県川西市で毎年開かれていた少年野球大会に参加したり、ダリアの栽培が盛んな山形県川西町から球根を譲り受け小学校で栽培をするなど、それぞれの自治体と交流を深めまちづくりに役立ててきました。この日は8年ぶりに十日町市で総会が開かれ各市町の首長や議長など20人が出席し、災害応急対策活動の支援に関する協定の一部変更を確認しました。

十日町市川西支所 高橋正樹 支所長
「市民が川西会議での4つの自治体で交流があることを知らないと認識しているので、そういう交流をしていることを広く周知をしたい思いがある。次のステップとして市民がそれぞれの自治体に出かけたりして交流ができるといい」

次回の総会は来年、奈良県川西町で開かれます。