2024年12月23日 13:52更新
「上沼道」の十日町ー六日町間の速やかな整備を求める連絡協議会の総会が19日(木)に開かれ、現在整備が進められている八箇峠道路と関越自動車道との直結や十日町道路の早期開通を国や県などに要望しました。
要望書を渡したのは十日町市や南魚沼市、湯沢町、津南町の行政や商工会などでつくる上沼道の「十日町・六日町間」整備促進連絡協議会です。総会では八箇峠道路と関越自動車道との直結のほか、余川ICまでの早期全線開通。そして十日町道路を含めた上沼道全体の早期全線開通に向けた事業の促進を国会議員や県会議員、国や県の行政に対して要望しました。
連絡協議会顧問 松原良道 県議
「上沼道沿線の未来は新潟県政でも相当重要な課題。なんと言ってもこの地域が熱意を伝えることが大事だと思っている」
長岡国道事務所によりますと、八箇峠道路の工事進捗率は現在88%に達しています。整備が残されている南魚沼市の野田ICから終点の余川ICまでの1.9㎞の区間は関越道と交わる部分にあたり、高速道路の真下に新たな道路を通す難工事が進められています。
国土交通省北陸地方整備局 長岡国道事務所 田村秀誠 所長
「八箇峠道路については、高速道路の下に新しく道路を抜くのは非常に難工事。具体的な進捗が見えてこないと完工時期を示すことができない」
一方、十日町道路の整備は市内北鐙坂から八箇までの10.8㎞の区間で、進捗率は2%です。9月には水沢地区の約1万5000㎡に及ぶ用地買収の交渉がまとまり、水沢地区インター推進協議会と長岡国道事務所が合意書に調印するなど、用地の交渉や買収に向けた測量や調査が進められています。
Q.吉田地区自治振興会
「北鐙坂の起点側の地域もいずれ用地買収が始まると思うが、いつ頃になるか?」
A.国土交通省北陸地方整備局 長岡国道事務所 田村秀誠 所長
「十日町道路はトンネルが4つあるが、八箇峠道路側のトンネルを掘った土を河川の右岸側に盛り土をしていくのが今の計画でこれが1番経済的。そこの進捗が見えてきた時に用地買収を進めるので、もうしばらく時間がかかる」
連絡協議会会長 関口 芳史 十日町市長
「野田ICから関越道までのラスト1マイル。予想したよりも時間がかかっていると聞いている。これは特に十日町・津南・旧頸城の高速交通体系の恩恵がない地域にとって、ここの接続が極めて重要。我々にとって上沼道は命の道であり、地域振興の要となる大動脈であることは間違いない。これからも自治体や会員の皆さんと共に、この整備を進めていきたい」
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