2024年12月25日 11:17更新

ジブリ映画にも出てくるアレ！

昭和に使われた昔懐かしい生活道具などを並べた特別展が十日町市博物館で1月26日（日）まで開かれています。

この特別展示は小学3年生の社会科にある「昔の道具とくらし」の学習にあわせて、十日町市博物館が毎年この時期に開いています。博物館では市民から寄贈された生活道具など1万点以上を収蔵していて、その中から主に昭和の間に使われた生活道具や家電、かつての映画館に飾られていたポスターなど70点を展示しています。

こちらは洗濯機の移り変わりが分かる展示です。洗濯板から手回し洗濯機になり、それから電気洗濯機になりますが脱水機能がなく、付属のゴムローラーに挟んでハンドルを回し、水気を絞っていました。

また花柄のホーロー鍋や炊飯ジャーなどかつての食卓を支えた品々は近年、昭和レトロとしてデザインが再び注目されています。

こちらはOHP（オーバーヘッドプロジェクター）です。透明なシートに書いた文字やイラストを投影するもので、液晶プロジェクターが台頭するまで、教育現場でよく用いられていました。博物館では専用シートに好きなものを書いて投影できる体験もできるほか、一部の展示物は実際に触ることもできます。

十日町市博物館 菅沼 亘 館長
「いまちょうど昭和のレトロブーム。今の小学生は見たことも聞いたこともないだろうし、もしかすると親の世代でも分からない道具が並んでいる。昭和の時代に使っていても、平成・令和で形を変えて使われている道具もある。昭和と現代を比べて見てもらえれば楽しいと思う」

十日町市博物館の特別展示「昔の道具」は1月26日（日）まで開かれています。市内の小学3年生は3学期に入ってから授業で見学に訪れる予定です。十日町市美術館は冬期間は月・火曜が休館日、また年末年始は12月28日（土）から1月3日（金）までお休みとなっています。