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地域おこし協力隊退任報告会 尾身拓矢さんと平本菜緒さん 市内定住へ

2025年03月28日 12:17更新

十日町市地域おこし協力隊として活動してきた尾身拓矢さんと平本菜緒さんの退任報告会が27日(木)十日町市役所で開かれました。2人は今後も十日町市に定住します。

十日町市地域おこし協力隊を退任するのは、十日町地域吉田地区で活動してきた尾身拓矢さんと松之山地域浦田地区で活動してきた平本菜緒さんの2人です。

尾身さんはコメ作りに取り組みたいと埼玉県春日部市から移住してきました。協力隊での3年間は鉢生産組合で農業の技術を学びながら、地域行事の運営をサポートしてきたほか、中手集落への移住者や田んぼの担い手確保に向け、稲作体験会を催すなどの活動をしました。尾身さんは現在、約2haの水田を所有し、協力隊退任後は本格的に専業農家を始めるとして市内に定住します。

尾身拓矢さん
「私自身が人混みの多い場所は好きではないので適度な自然環境がありながら、集落の人たちの人柄の良さでこの地域に住む安心感もあったので定住を決めた。コメの消費拡大で多くの人に、十日町市の中手集落のコメを届けられるように頑張りたい」

一方、平本さんは、東京都大田区から夫婦で地域おこし協力隊に着任したことをきっかけに十日町市にやってきました。任期中に妊娠・出産を経験し、1年間活動を休みましたが、地域の高齢者支援活動や田舎体験の受け入れをサポートしてきたほか、浦田地区のウェブサイトをリニューアルして、地域情報の発信強化に取り組みました。退任後は、一般社団法人里山プロジェクトのスタッフとして在籍しながら一足先に退任した夫の大輔さんと農業に取り組むほか、松之山の資源を使ったアクセサリーの販売を目指すということです。

平本菜緒さん
「もともと農業に興味があったこと、東京で暮らしていた時に夫婦で仕事の時間がバラバラでこの状態で子育てするのは不安があるため田舎に行って、2人で農業をしようと決めて移住を決意した。集落の皆さんは温かくて子供の成長を喜んでくれるし、気にかけてくれるので自分たちだけで子育てをしているというより、集落全体で子育てをしているように思っている。地域おこし協力隊の任期中に何か作れないかと思い、(アクセサリーを)作り始めたが、退任後は松之山のお土産になれたらいいと思っている。ふるさと納税の返礼品などに出せたらいいと考えている」

市によりますと、これまで協力隊を退任した89人のうち65人が市内に定住していて、定住率は73.0%になりました。

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