2025年06月24日 10:47更新
いざというとき、慌てずに行動できるかな?
台風や豪雨などの水害から命を守るために一人ひとりがどのような避難行動をとるかを時系列で考える「マイ・タイムライン」をつくる出前教室が23日(月)十日町市立十日町小学校で開かれました。
「マイ・タイムライン」は台風や豪雨などの水害に備え、あらかじめ家の周りの危険な場所や指定避難場所を把握し、どの段階でどんな避難行動をとるかを時系列で取りまとめておく個人の防災計画です。この出前教室は子どもたちに防災意識を持ってもらおうと十日町地域振興局が開きました。
この日は十日町小学校の6年生44人が参加し、校区内を流れる晒川と田川が平成23年の新潟・福島豪雨によって氾らんしたときの被害の様子や、そうした災害が起きるメカニズムについて説明を聞いて水害や土砂災害の恐ろしさを学びました。
続いてグループに分かれてハザードマップを聞き、自分の家が浸水区域に入っているか、最寄りの指定避難所の位置やそこまでの移動時間を確認しました。
6年生
「ハザードマップは知らなかった。自宅は浸水・土砂災害の両方の区域に当てはまっていたので、家族と話し合ってマイ・タイムラインを作りたい」
「高齢者がうちの周りに多いので、私たちは警戒区域に住んでいることを伝えたい。家族と話し合っていつでも避難できるような準備をしたい」
6年生は教室で確認したことを家に持ち帰り、家族と相談した上で、自分のマイ・タイムラインをつくりそれぞれの防災計画を発表しあいます。
十日町地域振興局 地域整備部 田村覚さん
「自分の家がどういう危険があってどこに避難すればいいのかを学んでほしい。直近の十日町の水害は平成23年に一番大きかったが、子どもに限らず大人にも意識を持ってもらいたい。家族でマイ・タイムラインが広がるといい」
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