2025年04月08日 17:51更新
2か月間にわたって様々なイベントで着物の総合産地をPRする「きもの彩時記」が始まり、その皮切りとなる新作着物の審査会「きものフェスタ」が7日(月)から道の駅クロステン十日町で開かれています。
「きものフェスタ」は地元のメーカーが全国の取引先に着物の産地としての高い技術力を伝え、顧客の需要に応えているかを確かめるための「求評会」として大正14年に始まった、新作着物の審査会です。
会場には振袖や留袖、訪問着など6部門で新作81点が6日間展示されています。期間中は東京や京都など全国各地の着物問屋や小売店から約200人が訪れて新作を審査するほか、ユーザー審査として市内外の約180人の着物愛好家も招かれています。
そのうち、一番評価の高かった作品には最高賞の経済産業大臣賞が贈られるほか、部門ごとの優秀賞も表彰されます。
昭和時代の受賞作品
また、ことしは求評会の開催が100周年を迎えたことを記念し、昭和時代に優秀賞を受賞したきものや帯など18点が特別展示されています。
きものフェスタを主催する十日町織物工業協同組合の蕪木良一理事長は「各社いろいろな技を使い作品を作りあげているところを見てほしい。審査会が100周年を迎えるが、これまで以上に着る人が主役で輝けるような作品作りをしていきたい」と話していました。
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