2025年06月30日 17:41更新
まもなく見ごろを迎える十日町市八箇地区の「あじさい公園」を訪れた人に気持ちよく過ごしてもらおうと、地元住民やボランティアなど約70人が29日(日)、ぼんぼりの設置や園内の除草に汗を流しました。
あじさい公園は、市内各地からあじさいの株を分けてもらい、八箇地区振興会の青年部が昭和55年に造成した、住民手作りの公園です。現在は3haほどの傾斜地にあじさい約7000株が植えられています。
振興会では毎年、見頃を迎える7月の1か月間をあじさい祭りとしていて、その前に地域からボランティアを募って観に来る人を迎える準備を整えています。作業には70人ほどが参加し、あじさいに絡んだ雑草やつるを手作業で取り除いたほか、園内の遊歩道脇にぼんぼり50基を設置しました。
参加者
「つるが強くて、取らないとあじさいがつるに負けてしまう。以前は草刈り機でやっていたが、草刈り機だとあじさいまで切ってしまう。近年は草刈り機でまわりの草を刈る作業と株のまわりから雑草を取る作業を分けて行っている」
「なかなか大変ですよね。いっぱい咲かせるということは。若い人が居ないからこの先どうなるのか、それが心配。今来ている人は高齢になった人が多い。中には腰が悪くても一生懸命来てくれる人もいて、ありがたいです」
八箇地区振興会 あじさい部会 福原良明 会長
「作業を行う人が高齢化しているので、あんまり地域の皆さんの負担にならない程度に末永く持続していけるようやっている。公園の上まで行くと非常に眺めがいいので、ぜひ来た人には上まであがってほしい」
振興会ではあじさいの見頃のピークは7月の中旬とみていますが、今年は豪雪だったことと梅雨時期の雨の量が少ない影響で色づき始めが例年より遅れているということです。
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