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松代病院の診療所化方針受け 十日町市が持続可能な医療提供体制求めて県に要望書

2025年11月12日 18:13更新

県立松代病院を来年4年から無床診療所にするとした県の方針を受けて、十日町市は県が責任をもって持続可能な地域の医療提供体制を維持することを求める要望書を11日(火)に花角知事に提出しました。

要望書を提出したのは、関口市長をはじめ松代と松之山地域の自治振興会長です。県病院の赤字改善に向けた経営改革の一環として県は来年4月から松代病院を無床診療所にする方針を打ち出しています。また10月に開かれた魚沼圏域の医療構想を話し合う会議でも医師や行政関係者がこの方針を承認しています。

これを受けて要望では、限られた医療資源の中であっても、①県が責任をもって地域の診療体制を維持すること。②医療提供機能を見直す場合は、患者に十分配慮すること。③老朽化した施設を適正な機能・規模の新たな施設として建て替えること。そして魚沼医療圏の地勢条件を考慮し、④十日町病院の人工透析、精神医療、分娩の取り扱いを強化すること、の4点を求めています。

関口市長
「県の大きな方針がすでに定まっていて、医療調整会議でも了承されたということを受けての要望。県立病院を診療所化したいという方針であれば、そのような形で県の責任において維持してもらいたい」

「知事からはしっかり受け止めてもらい、今後もこの地域において県として必要な医療を提供すると話があった。山間地で暮らす高齢者が多く、安心して高度医療や近くの医療にアクセスできることも重要な観点として県の医療を考えてもらいたい」

松代病院の無償診療所化については 県議会12月定例会で条例改正案が審議されます。その上で県では来年の2月頃から松代病院の入院受け入れを制限していく考えです。

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