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JA魚沼として初開催「コシヒカリ食味コンテスト」で十日町・津南勢が金賞を独占!

2025年12月07日 17:52更新

今年収穫された魚沼産コシヒカリのNo.1を決める「コシヒカリ食味コンテスト」が5日(金)、JA魚沼の合併後初めて開かれ、管内から応募された108点の中で上位10位までの金賞を十日町・津南勢が独占しました。

このコンテストは魚沼産コシヒカリの品質向上や産地PRを目的に開かれました。これまでは各地域のJA管内の生産者を対象に開かれていましたが、去年JA魚沼に合併したことで十日町市、津南町、魚沼市、小千谷市の4地域に対象を広げ、「コシヒカリ食味コンテスト」に名称が改められました。

JA魚沼 久賀 満 会長
「地域や生産者の皆さんは4地域にわたるとバラバラの考え方を持っている。できればJAとしては統一したお米をつくり、切磋琢磨してもらいたい。ほかの生産者の作り方を参考にしてもらいたくてコンテストを開いた。我々魚沼の人間にとって、魚沼産コシヒカリを超えるお米は魚沼産コシヒカリしかない。おいしいお米を作っているので消費者の皆さんにも食べてもらいたい」

第1回となった今回は、十日町市から49品、津南町から24品をはじめ、魚沼市・小千谷市などから合わせて103品が出品されました。このうち、玄米を分析器にかけて水分量やアミロース含有率などを審査する2次審査を勝ち抜いた、十日町市と津南町の10品目が金賞となり、最終審査に進みました。

この日は各市町村の代表者やJA関係者など18人の審査員が、外観・味・食感・総合の評価項目で食べ比べをして、今年の魚沼産コシヒカリのNo.1を決めました。

審査の結果、1位の最高特別金賞に輝いたのは、津南町の下船渡地域で栽培された廣田恵吾さんのコシヒカリです。

最高特別金賞 廣田恵吾さん
「ただビックリしている。今年も水不足だった。何年か前の猛暑で一等米比率も低かった時を乗り越えて、おいしいお米作りが今またできていると思う。とりあえず自分がウマいと思えるお米を作りたい。魚沼の底力で、魚沼のお米のおいしさがどんどん伝わっていったらいい」

2位の特別金賞に輝いたのは、十日町市の下条地域で栽培された綱大介さんのコシヒカリでした。

特別金賞 綱大介さん
「本当にうれしい。私は2種類出品したが②が受賞した。②は妻が選んだ田んぼで妻が作ったお米。本当はここに立つべきは妻なんです、すみません(笑)地域ではなく農家がそれぞれこだわって工夫して一生懸命作っている。さまざまな課題がある中でみんなに食べてほしくて作っていると思うので、それを評価してもらえてありがたい」

(有)小池精米店 代表取締役 小池理雄 審査委員長
「レベルが高いというのが正直な感想。食べた瞬間に舌の上にうまみが立って、味の残像がはっきりとしている。魚沼産コシヒカリが今までのの地位を築いたのは、まさにここなんだと今日は再認識した。同じ品種でも地域が違えば味の違いがでてくるので、その違いを楽しむのも1つのお米の楽しみ方」

最終審査の結果
■最高特別金賞(1位) 
  津南町  廣田恵吾②
■特別金賞(2位)   
  十日町市 綱大介②
■最高金賞(3位)   
  津南町  石橋和幸
■金賞       
  津南町  廣田恵吾① 
  津南町  ㈱満作①
  十日町市 風間茂
  十日町市 福原正行
  十日町市 村山重雄
  津南町  (農)グリンアース津南①
  津南町  ㈱満作②

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