2025年11月20日 15:50更新
国道253号線十日町道路が完成したあとのまちづくりについて考えている十日町市立水沢中学校の生徒が19日(水)、インターチェンジの利用者を増やすため、地域外の人を呼び込むアイデアを出し合いました。
上越魚沼地域振興快速道路(上沼道)の一部となる十日町道路は、水沢中学校の校区内に建設が予定されていて、十日町ICや道の駅を建設する構想も公表されています。この活動は水沢地区振興会の川田一幸会長から、中学生の発想で新しい道路の利活用を含めたまちづくりついて考えてほしいと呼びかけを受けて、2年前から始まりました。
全校生徒87人は長岡国道事務所と市の職員から道路の事業計画について事前に説明を受けています。道路の開通後は利便性が高まりますが、どうやったら他の地域の人が十日町ICを活用してもらえるかに焦点をあて、現在ある地域の魅力や資源の再発見、PR方法を考える課題に取り組んできました。
この日は全校生徒が12のグループに分かれ、水沢地区振興会のメンバーと一緒にアイデアを発表しあいました。
「おじいちゃんおばあちゃんが作ったご飯屋さん」「そり体験ができる施設」「十日町のもちどこまで伸ばせるか選手権」「もし沖縄の人が来たら“こたつ”を体験してもらう」…
3年生
「最初はインターチェンジとはなんだろうか、どんなアイデアを出せばいいかわからなかったが、この3年を通してどう十日町の魅力を発信していきたいかという考えに変わった。いろんな世代の人がいて、楽しい十日町になるといい」
2年生
「いろんな人が楽しめる観点で去年よりも練り上げたアイデアを考えた。いろんな所から人が来る町になるといい」
水沢地区振興会 川田一久会長
「我々から見てもかなり生徒の考え方が変わった。この地域の良さをどう生かそうかとアイデアを出してもらえてありがたい。それが何なのかを考え、今あるものとは違うことが出てくるとおもしろい。まずは地元に残ってみようと思う子どもたちが増えることが我々の責務だと思う」
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