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十日町市ビジネスプラン審査会 最優秀賞は初めて該当者なし 優秀賞に3人

2025年12月25日 14:23更新

十日町市の特色を生かしたビジネスプランを競い合う審査会が23日(火)に越後妻有文化ホール段十ろうで開かれ、4人の出場者が事業のプレゼンテーションを行いました。

ビジネスプラン審査会は、十日町市内で起業や第二創業を目指す人たちを対象に毎年開かれています。入賞したプランは最優秀賞には上限100万円、優秀賞には上限30万円として市の補助金の交付対象となります。今年は4人が出場し、5人の審査員の前でそれぞれが考えた事業計画を発表しました。コンテストの開催は今年で6回目ですが、今回初めて最優秀賞の該当者は出ず、審査の結果、優秀賞に3人が選ばれました。

このうち、フランス出身で11月まで松之山下川手の地域おこし協力隊を務めていたローラン・アントワーヌさんは過去にポルトガルでの観光企業を設立した経験を生かし、海外から訪れる個人や団体向けのツアー企画やガイドを提案しました。外国人の視点を生かして市内のまだ観光地化されていない場所や生活、文化を紹介し、十日町ならではの体験を提供するとしています。

優秀賞 ローラン・アントワーヌさん
「日本を訪れる外国人の中には、一度も日本人と気楽に話をしたことない人もいる。田舎のほうで日本人とコミュニケーションが取れるような雰囲気を作ればいい。美しい出会いはとても大事。中山間地の松之山や松代はすごく感動的な出会いができる。十日町の良さを理解できる人向けのプロジェクトを考えている。有名な観光地ではなく、地元の人の生き方や魅力を発信したい」

また37年間ソニーグループで勤め、現在は十日町プロモーション大使を務める仲澤秀行さんは、これまでの経験や人脈を生かし、この地域と都心を結んで関係人口を新たに生み出す拠点づくりを提案しました。具体的には空き地・空き家を活用し、様々なイベントが開催できるシェアテラスやシェアハウスを設置・運営し、移住者や二拠点生活を送る人を増やすとしています。

優秀賞 仲澤秀行さん
「都会の人は田舎のことはあまり知らない。ちょっと来ただけの知識しかない。雪国生活をしたことがないから『雪がたくさん降って楽しそうだよね』としか思わない。しばらく住んでもらってこちらの大変さをわかってもらい魅力も再確認してもらいたい。こちらの人は都会の人とふれ合う機会がない。そういった接点ができたらお互いがハッピー」

<優秀プラン>
・仲澤 秀行 「えんとまち」ー人と地域をつなぐ拠点づくりー
・会田 法行 バックドア・アドベンチャーズ
・ローラン アントワーヌ ALMA、秘境の日本を辿る幻想の散策

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