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旧十日町市民スキー場の植樹活動完了「森の風」として市が管理へ

2022年10月27日 13:40更新

SDGsに先駆けた森づくり!

旧十日町市民スキー場の跡地を荒れ山にしてはならないと、11年間続いた植樹活動がこのほど終わりました。この跡地を「風の森」と呼んで、汗を流してきた市民団体が20日に管理者である十日町市に「風の森」を引き渡しました。植えた木は1万5000本にのぼります。

植樹に取り組んできたのは、市民有志でつくる「十日町市民協働の森づくり実行委員会」です。十日町市民スキー場は30年前に営業をやめたことで荒れ地となり、放置すれば大雨などで土砂が国道に流れ出る恐れがありました。

実行委員会は市から跡地を無償で借りたうえ、平成24年から市民ボランティア、団体、企業と協力しながら、植樹に取組んできました。

跡地の名前は「風の森」。これまでの11年間で植えた木はブナやコナラなどおよそ1万5000本です。

村山徹 実行委員長
「孫の子のために、そういうお爺さんと孫のペアが木を植えてくれた、こんなすごいことはない。市民は事業を認めてくれた」

苗木の購入費用は国土緑化推進機構や県の補助金、さらに市民からのワンコイン500円寄付で賄いました。「風の森」では木を植えたあとも、草刈りなどの手入れを怠りませんでした。

そうしたなか、実行委員会では森づくりのめどが付いたとしてこの日、跡地を市に引き渡しました。

セレモニーでは関口市長や関係者がブナの木2本を植えました。

関口市長は「子どもたちを含め、たくさんの志が風の森に集中した。たいへん重いものを受け取り、しっかり守る責任を感じている」と感謝の言葉を述べました。

 村山徹 実行委員長
「次に生きる人のために何が必要か、木を一本植えることが大切なことが、協働の森に反映された」

実行委員会は来年3月に解散し、森は市が管理することになっています。


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