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定住率アップに貢献!「里山プロジェクト」ふるさとづくり大賞を受賞

2023年02月17日 11:02更新

十日町市で活動する地域おこし協力隊をサポートし、定住率の向上に貢献しているとして一般社団法人里山プロジェクトが総務省の今年度のふるさとづくり大賞の団体表彰を受賞しました。

里山プロジェクトは十日町市の地域おこし協力隊の活動をサポートしようと隊のOBが中心となって平成25年に設立されました。現在スタッフはおよそ40人です。うち、地域密着型の地域おこし協力隊13人を正社員として雇用しています。

法人として松代青少年研修センターをリノベーションした宿泊施設、松代棚田ハウスの運営や、中山間地農業を支援する直接支払い制度の事務代行などを行っています。

一方で、地域おこし協力隊の募集と雇用、任期3年後に退任した後の起業や定住のサポートまで一貫した支援も行っています。その結果、隊員の退任後の定住率は平成24年時点で50%でしたが、令和3年には70.1%まで伸びました。

こうした功績が評価され、総務省がふるさとを良くしようと頑張っている団体を表彰する今年度のふるさとづくり大賞に選ばれました。十日町市内では5例目の受賞となります。

里山プロジェクト 小山友誉 代表
「受賞は本当に嬉しい限り。まだ道半ばなのでもっと頑張りたい気持ちがある。協力隊を続けられるのは、地域の方々のバックアップあってこそ。協力隊には地域の世話人がいて、隊員が定着するために日常頑張っている。そのフォローを少し我々がするだけ。里山プロジェクトには関係者の方がたくさんいる。関係者の皆さんの賞である」

里山プロジェクトでは月に一度、各地域に着任している協力隊とミーティングを行って隊員と地域の人との関わり方や新たに始めようとする活動に対して、アドバイスしています。この日は松之山地区の4人の隊員と意見交換しました。

地域おこし協力隊 ローラン・アントワーヌさん
「里山プロジェクトはほかにはない『おためし協力隊』をやっていて、赴任前に好きな集落を見つけられるのは里山プロジェクトのおかげ」

地域おこし協力隊 志水八千代さん
「着任前に、すごい良いところだと伝えてくれた。子どもがいて、子育てするなら松之山と全身全霊で伝えてくれたのが十日町市に来るきっかけになった。協力隊になるきっかけは里山プロジェクト。正直、地域の中にいると困っているとか大変とは言えない。地域にはここに来て良かったと伝えたいが、それだけではなく大変なこともあるので、里山プロジェクトやほかの協力隊に話せる場があることはありがたい」

里山プロジェクト 小山友誉 代表
「都会から来る人はスーパーマンではない。協力隊が来る前に地域に丁寧に説明しているかどうか。田舎の人の方が圧倒的に優れているので、自分たちで育てる人が来ると思えば、人間性さえ合えば、心が通じ合えれば二人三脚で成長していける。そこを大切にしている。十日町市は協力隊のOB・OGが活躍している。活躍するほどこれからがおもしろくなる。本当の地域づくり、まちづくりは、まだスタートラインで道半ばという感覚なので、この活動を続けていく」

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