2023年04月19日 18:16更新

議論が不十分だとして継続審査になっていた温浴施設「明石の湯」の問題について、18日（火）に産業建設常任委員会が開かれ、委員会採決の結果、4対3で明石の湯の廃止反対が支持されました。最終結果は26日（水）に予定されている市議会臨時会での全員採決に委ねられます。

明石の湯をめぐっては、十日町市は3月末で施設を閉館し、令和6年度に美術館へリニューアルオープンする方針を示していました。市は3月議会にキナーレの管理運営方法を定めた条例から明石の湯を削る議案をあげていました。

一方、市議会は市側の説明や議論が不十分だとして3月議会の本会議採決の結果、12対11票のわずか1票差で議案の継続審査を決めました。結果を受け、市はこれにあわせる形で、明石の湯の営業時間やサービス内容を絞り、4月に入ってからも営業を継続しています。

この間の施設にかかる経費は市の当初予算に盛り込まれておらず、施設で働くスタッフも限られることから市議会での議案の議決が急がれています。

18日（火）に開かれた産業建設常任委員会での委員会議決では、原案に賛成が3人、反対が4人となり、あらためて明石の湯の廃止反対が支持される形となりました。

市議会では、今月26日に各常任委員会の所属委員などを改選する臨時会を予定しています。そこで議員全員による採決が行われ、明石の湯廃止の是非をめぐる問題が決着する予定です。