2026年10月27日 15:34更新
地域に眠っていた農具や民具を材料にした手作り楽器を奏でる、大地の芸術祭をきっかけに生まれた市民楽団「越後妻有かぷかぷ楽団」のことしの定期公演が25日(日)に津南町の上郷クローブ座で開かれました。
「越後妻有かぷかぷ楽団」は大地の芸術祭をきっかけに誕生した市民楽団プロジェクトです。2020年の作品「農具は楽器だ!」を手がけたジャズミュージシャン岡淳さんを団長に、地域内外から参加者を募って2024年に結成されました。
演奏する楽器はこの地域で使われなくなった古い農具や民具、廃材を材料に楽団員が手作りしてきたものです。木琴、鉄琴、パーカッションなどその種類は40以上にのぼります。
また、楽団員のほとんどは楽器の演奏経験がない状態から活動を始めました。楽団の名前の由来にもなっている「かぷかぷ」のようなオノマトペを使って、楽譜ではなく口伝えで曲の練習をしています。3回目の定期公演となった今回は約150人の観客を前に、岡淳さんと19人の楽団員が舞台に立ちました。
またゲストミュージシャンとしてパーカッションの岡部洋一さん。ウッドベースの古木佳祐さんが演奏に参加。
オリジナル楽曲に加えて、岡淳さんが作曲した新曲の「キックキックトントン」や賛美歌の「Amazing Grace」、地域に伝わる「からす踊り」など、合わせて13曲を披露し、個性豊かで温かな音色が会場に響きました。
十日町市内から来場
「会場と一緒に自分がセッションしている感じもあったのでよかった。究極のアップサイクルだと思う」
山形県から来場
「楽器をたたかせてもらったが、いろいろな音が出て楽しい。どんな感じかイメージしないで来たので、キレイな音が出ているし、ちゃんと音階もあるし、音色がしっかりあって感動した。すごく素晴らしかったので来てよかった」
かぷかぷ楽団 地元から参加 森口敬造さん
「本当に楽しかった。プロの人と一緒に演奏できるのも最高だった。こんなものからこんなにいい音がでるというのは驚きだったし、自分で作った楽器からいい音がでるとうれしい。来年はもっといい演奏ができたらいい」
かぷかぷ楽団 岡淳 団長
「ドキドキ、ワクワク、楽しかったし、聴いている人の心に入っていく音色を目指して演奏した。私は東京生まれ東京育ちなので子どもの頃から田舎に憧れがあったし、古い農具も大好きだった。地方から発信して『こんなに面白いことがある』と、都会の人にも来てもらって交流してもらえるようになったらうれしい。来年の大地の芸術祭ではいろいろなアイデアがある。そのためにはもっと楽団員が増えてほしいので、ぜひ参加してほしい」
越後妻有かぷかぷ楽団では、新メンバーを随時募集しています。楽器経験は問わず、誰でも参加することができます。詳しくはかぷかぷ楽団の公式インスタグラムをご確認ください。
Copyright (C) 2026 十日町タウン情報 All rights reserved.