2023年04月27日 16:27更新

特殊詐欺被害を未然に防いだとして、十日町市川西のコンビニエンスストアのオーナーと店員の2人に、十日町警察署から感謝状が27日（木）に贈られました。

左:オーナー 髙橋禎史さん／右：店員 山本里美さん

感謝状が贈られたのはセブンイレブン川西町千手店のオーナー髙橋禎史さんと、店員の山本里美さんです。警察によりますと今月17日（月）正午前、十日町市に住む80代男性がコンビニに来店し、5万円分の電子マネーを購入しようとしていました。男性客は電子マネーの購入の仕方がわからず、メモを見たり操作に戸惑っていたことから、レジ担当の山本さんが声をかけて購入理由を尋ねました。

男性客は「息子のゲームに使う」など答えたものの、はっきりしない話しぶりだったことから、山本さんは詐欺だと疑い、購入をやめるよう説得し警察に通報しました。

山本里美さん
「メモをもって入店時点であれと思った。うれしかったし、心にとめて接客したい」

オーナー髙橋禎史さん
「事件が多く起きているからと近所の駐在所から指導されていた。私たちも注意しながらみんなで気を付けていた」

十日町警察署管内では去年特殊詐欺被害が3件発生し、被害総額は440万円でした。今年はすでに3件発生していて被害総額は56万円です。

警察
「コンビニや市民への呼びかけをしているが、なかなか阻止できない。今年も被害が増えているので未然防止してもらい、ありがたい」